共和レザー (株) 2014年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)

  2014年
3月期
2013年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 42,042 34,289 22.6 1)
営業利益 1,781 284 527.1 -
経常利益 1,756 302 481.5 -
当期純利益 1,288 216 496.3 -

要因
1) 売上高
-2014年3月期の売上高は前年比22.6%の増加。主な要因は以下の通り:
  • 車両シート用ウレタン合成皮革が大幅に売上を伸ばした。特にシートメイン用表皮材については、新規立ち上げ車種への採用など大幅な受注増加を達成。
  • 中国子会社に関しては、現地メーカーへの拡販活動を強化が奏功。また、日系メーカーの生産回復受けて受注が増加。

2015年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2015年3月期
(予測)
2014年3月期
(実績)
増減率 (%)
売上高 42,500 42,042 1.1
営業利益 1,800 1,781 1.1
経常利益 1,800 1,756 2.5
当期純利益 1,400 1,288 8.7

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 564 565 560

研究開発体制

-静岡県浜松市に技術センターを保有。

研究開発活動

車両用内装材
-主要な開発課題は以下の通り:
  • 高品位・高質感要求に対応する新しい合成表皮材の開発。
  • 軽量化、リサイクル、低コスト化、環境保全、快適性向上に対応する材料、生産技術の開発。

製品開発

車両シートメイン用ウレタン合成皮革
-2014年3月期に大きく受注を伸ばした車両シートメイン用ウレタン合成皮革の開発、提案を推進。同製品の特徴は以下の通り:
  • 難燃性、耐摩耗性能に優れる。
  • 質感は、絞意匠や表面処理にこだわり、本革やファブリックとは異なる斬新な手触り感を実現。
  • 夏場の温度上昇抑制、蒸れ低減などの機能面では、それらに対応する配合組成の確立や小さなドット状 (水玉模様) に穴を開けることで通気性を確保するパーフォレーション加工を採用。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 1,994 1,199 2,790

-2014年3月期、主に天竜第1工場の発泡機の更新をはじめ、生産能力増強や低コスト化に関する投資を実施。

設備の新設計画

(2014年3月31日現在)
事業所名 設備の内容 投資総額
(百万円)
着手 完成
予定
天竜第1工場
(静岡県浜松市)
合成皮革などの生産設備 (車両用、家具・履物・雑貨用) 237 2014年
4月
2015年
3月
天竜第2工場
(静岡県浜松市)
成形複合材・合成皮革などの生産設備 (車両用、家具・履物・雑貨用) 529 2014年
4月
2015年
3月
新城工場
(愛知県新城市)
成形複合材などの生産設備 (車両用) 159 2014年
4月
2015年
3月
本社
(静岡県浜松市)
研究開発設備 186 2014年
4月
2015年
3月
共和興塑膠 (廊坊) 有限公司
[Kyowa-GSK Plastics (Langfang) Co., Ltd.]
(中国 河北省)
成形複合材・合成皮革などの生産設備 (車両用) 384 2014年
1月
2014年
12月