共和レザー (株) 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)

  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 27,807 30,665 (9.3) -車両用は新規車種への採用などがあったが、自動車市場の需要減少により減収となった。
経常利益 442 (1,026) - -原価改善などの内部改善を行った。
当期純利益 246 (942) -

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 482 603 537

研究開発体制

-静岡県浜松市に技術センターを保有。

研究開発活動

-水性ウレタン合成皮革を開発したと発表。製造工程で有機溶剤を使用しない。トヨタ自動車の新型「マーク X」の、ドアグリップとフロントコンソールボックスに採用された。光沢のある皮調の水性タイプのウレタン合成皮革が自動車に採用されたのは初めてとする。 本革に比べて約50%軽量で、従来の合成皮革より柔軟でしっとりした風合いが特徴で、本革に近い吸放出性も持つ。耐久性の求められるシート表皮や、耐候性の必要なインパネ、ダッシュボードなど内装材であれば部位を問わず使用できる。「アクアウィッシュ」の名称で展開する。(2009年11月10日付日刊自動車新聞より)

車両用内装材
-高質感要求に対応する合成表皮材の開発。
-軽量化、リサイクル、低コスト化、環境保全、快適性向上に対応する材料、生産技術の開発。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 1,048 1,210 1,688

-主として、新城工場のMCDコーター機設置や低コスト化のための投資を行った。

設備の新設計画(抜粋)

(2010年3月31日現在)

事業所名 設備の内容 投資総額
(百万円)
着手 完成
予定
完成後の
増加能力
天竜第1工場 合成皮革などの生産設備 (車両用、家具・履物・雑貨用) 338 2010年
4月
2011年
3月
合理化主体のため増加なし
天竜第2工場 成形複合材・合成皮革の生産設備 (車両用、家具・履物・雑貨用) 183 2010年
4月
2011年
3月
合理化主体のため増加なし
新城工場 成形複合材等の生産設備(車両用) 453 2010年
4月
2011年
3月
合理化主体のため増加なし