芦森工業 (株) 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 37,489 43,375 (13.6) -
営業利益 556 979 (43.2) -
経常利益 642 1,022 (37.2) -
当期純利益 (2,622) (1,109) - -
産業用繊維製品事業
売上高 31,744 37,448 (15.2) -自動車安全部品部門では、自動車販売に明るい兆しがみられるなか、シートベルトは、積極的な拡販活動を展開、新規車種の受注を獲得したが、エアバッグ、自動車関連用品(内装品その他)が、特に上半期、自動車減産の影響を大きく受け落ち込んだため減少。
営業利益 994 1,535 (35.2)

-


海外事業

<インド>
-インドに生産進出すると発表。現地法人を設立し、シートベルトやエアバッグなどの自動車安全部品の生産を行う工場を建設する。同国における日系自動車メーカーからの継続的な受注を獲得するのが狙い。新工場は、2011年12月に操業開始し2013年に約24億円の売り上げを目指す。2009年10月29日付でインド・ラジャスタン州に現地法人である「アシモリ・インディア・プライベート・リミテッド」を設立した。資本金は約5億円で同社が全額出資する。新工場は敷地面積が約2万平方メートル、建屋面積は約5千平方メートル。(2009年11月7日付日刊自動車新聞より)

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 1,043 1,290 1,086
産業用繊維製品事業 855 1,065 861

研究開発活動

シートベルト関係
-燃費改善等の自動車を取り巻く環境改善テーマに向け、プリテンショナー付きリトラクター等既存製品の軽量化検討を進め、地球環境に配慮したコア商品の開発、商品化を推進。

エアバッグ関係
-北米および欧州の法規やアセスメントに対応する、高性能前突用および側突用エアバッグ装置の開発に軽量化を盛り込み、商品展開としては、モジュール化商品の開発、商品化を推進。

内装品関係
-顧客および市場ニーズに応えるため、付加価値の更なる向上を目指した各種シェード、荷室アイテムの軽量化を盛り込んだ開発、商品化を推進。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 1,386 2,177 1,885
産業用繊維製品事業 1,084 1,864 1,592

産業用繊維製品事業
-自動車関連製品の生産合理化、生産増強および開発関連設備の充実のため大阪工場を中心に設備投資を実施。

設備の新設

(2010年3月31日現在)

会社名
事業所名
所在地
設備の内容 投資予定
金額
(百万円)
着手
年月
完了
年月
完成後の
増加能力
大阪工場
(大阪府摂津市)
防災・パルテム・産業資材・自動車安全部品生産設備の合理化 3,400 2009年
4月
2011年
3月
品質向上を図るため能力の増加はほとんどなし
篠山工場
(兵庫県篠山市)
防災・パルテム・産業資材・自動車安全部品生産設備の合理化 39 2009年
4月
2011年
3月
品質向上を図るため能力の増加はほとんどなし
Ashimori India Private Ltd.
(インド ラジャスタン州)
自動車安全部品生産設備 763 2010年
3月
2011年
2月
新設