愛知製鋼株式会社 2009年3月期の動向
ハイライト
| 業績 | （単位：百万円） |
| 2009年 3月期 |
2008年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
| 全社 | ||||
| 売上高 | 222,060 | 253,462 | (12.4) | -主力製品の鋼材･鍛造品が自動車向けを中心に幅広い業種において需要減少。 |
| 営業利益 | (482) | 10,884 | - | -販売価格の改善や原価低減の効果があったものの、原材料価格の値上がりと販売数量の減少により減益。 |
| 経常利益 | (1,804) | 9,332 | - | |
| 当期純利益 | (14,105) | 5,692 | - | |
| 部門別売上高 | ||||
| 鋼材 | 129,006 | 140,282 | (8.0) | -販売数量の減少により減収。 |
| 鍛造品 | 85,895 | 104,323 | (17.7) | |
| 電磁品 | 3,380 | 4,417 | (23.5) | |
電磁品事業
-同社は電磁品事業の中核事業化を目指している。
事業計画
-米国の鍛造品生産子会社、ルイビルフォージアンドギアワークス（LFG、ケン タッキー州ルイビル）の生産品目を拡大する検討に着手した。クランクシャフトに加え、リアアクスルシャフトなどの足回り用の鍛造品など、クランクシャフト以外の生産品目を追加していく方針。2011年にも本格的に生産を始める方向で検討している。北米の自動車需要急減で同生産拠点では生産設備が余剰になっ ており、生産品目を追加することで中長期的に操業度を高める。（2009年1月28日付日刊自動車新聞より）
開発動向
| 研究開発費 | （単位：百万円） |
| 2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
| 全社 | 2,828 | 2,001 | 2,446 |
研究開発体制
-2009年3月31日現在、研究開発人員は約190名。
事業別研究開発活動（2009年3月期）
| 事業 | 開発費 (百万円) |
研究開発成果 |
| 鋼材 | 1,710 | -自動車部品用の新しい特殊鋼の研究開発、ステンレス鋼の新しい製造方法等を行っている。 2009年3月期： -自動車の燃費向上に貢献する高強度コンロッド用鋼。 -ベアリングの小型化をはかる長寿命軸受用鋼。 -トラックのサスペンション用ばね平鋼。 -エネルギー･環境分野を狙ったクロム系ステンレス鋼の研究。 |
| 鍛造品 | 100 | -自動車用部品として使用される鍛造品の開発を行っている。 2009年3月期： -金型表面改質技術、金型潤滑技術、鍛造品自動検査技術等 |
| 電磁品 | 1,018 | -磁気インピーダンス(MI)センサの開発、モータ用の磁石の開発、車載電子機器用放熱部品の開発等を行っている。 2009年3月期： -磁気インピーダンスセンサの高感度・高性能を活用した磁気ジャイロセンサ |
設備投資
| 設備投資額 | （単位：百万円） |
| 2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
| 全社 | 14,467 | 13,165 | 28,359 |
事業別設備投資（2009年3月期）
| 事業 | 設備投資額 (百万円) |
設備投資の目的 |
| 鋼材 | 7,004 | 製造設備の合理化および老朽更新・機能アップ等 |
| 鍛造品 | 4,017 | 製造設備の合理化および老朽更新・機能アップ等 |
| 電磁品 | 3,129 | 生産能力増強等 |
設備新設
| 事業所名 (所在地) |
事業の 種類 |
設備内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着工 | 完了 | 完成後の 増加能力 |
| 知多工場 (愛知県東海市) |
鋼材 他 |
製鋼設備、 圧延設備 他 |
29,887 | 2006年 12月 |
2011年 4月 |
* |
| 刈谷工場 (愛知県刈谷市) |
鋼材 | 圧延設備 他 | 246 | 2007年 2月 |
2009年 12月 |
* |
| 鍛造工場 (愛知県東海市) |
鍛造品 | 鍛造品生産設備 | 1,453 | 2006年 6月 |
2010年 3月 |
* |
| 東浦工場 （愛知県知多郡） |
電磁品 他 |
磁石応用製品製造設備 他 | 294 | 2006年 3月 |
2010年 12月 |
* |
| 岐阜工場 （岐阜県各務原市） |
電磁品 | 電子機能材料、部品製造設備 | 127 | 2008年 2月 |
2009年 12月 |
* |
| 関工場 (岐阜県関市) |
電磁品 | 磁石応用製品製造設備 他 | 1,491 | 2007年 12月 |
2010年 4月 |
新設 |
