株式会社ユニバンス 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万円)
2009年
3月期
2008年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 60,945 77,843 (21.7) -産業機械事業の販売増があったものの、主力商品である北米の大型ピックアップ用トランスファー及び商用車用マニュアルトランスミッションが大幅な落ち込みとなり減少。
営業利益 (1,691) 2,690 - -
経常利益 (1,522) 2,758 - -
当期純利益 (5,592) 1,366 - -
マニュアルトランスミッション(M/T)事業
売上高 6,575 8,214 (20.0) -10月以降の不況の影響により、SUVおよび商用車用M/Tの売上が大幅に減少。
営業利益 (313) 292 - -
四輪駆動装置事業
売上高 15,438 25,984 (40.6) -北米市場で10月以降、SUVと大型ピックアップトラック用トランスファーが大幅に減少。
営業利益 (1,378) 1,093 - -
部品事業
売上高 30,320 35,818 (15.3) -不況による10月以降の自動車業界全体の減産の影響により減少。
営業利益 (608) 731 - -

開発動向

研究開発費 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 1,536 2,061 2,134
売上高に占める割合(%) 2.5% 2.6% 2.8%


研究開発体制
-2009年3月31日現在、研究開発スタッフは全176名。グループ従業員の約10.8%に相当。


研究開発活動
マニュアルトランスミッション (M/T)事業
-主力製品である、SUV車及び小型、中型商用車向けのトランスミッションは、CO2削減等の地球環境問題への対応およびドライバーへの負担軽減をより一層配慮した研究開発に取り組んでいる。

-ハイブリッド及び電気自動車用減速機の研究開発を強化。

四輪駆動装置事業
-主力商品であるトランスファーユニットについては、小型ピックアップ車用の研究開発に重点を置き、ラインアップ化を図る開発及び更なる競争力を高める開発に取り組んでいる。

-前輪駆動ベースの4WD車用にトランスファーユニットで培った独自技術を生かした環境にやさしい4WDシステムの研究開発に取り組んでる。

-四輪駆動技術を生かしたATV用デフキャリアの開発・生産も実施。

部品事業
-製造技術面での強みや、ユニットメーカーとしてのノウハウを活かしたVA活動を行っている。

-独自技術によるワンウェイクラッチの競争力向上に向けた研究開発を実施。

設備投資

設備投資額 (単位:百万円)
  2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 2,793 2,775 4,985
M/T 320 135 555
四輪駆動装置 326 1,094 800
部品 977 1,277 3,346

-主に合理化及び設備の維持更新のための設備投資を実施。


設備の新設計画(2009年3月現在)
セグメント 計画金額
(百万円)
主な内容・目的
全社 1,585 -
M/T 156 合理化および設備の維持更新。
四輪駆動装置 927 合理化および設備の維持更新。
部品 330 合理化および設備の維持更新。