スタンレー電気株式会社 2009年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 283,302 | 354,469 | (20.1) | - |
営業利益 | 23,392 | 46,563 | (49.8) | |
経常利益 | 25,398 | 48,896 | (48.1) | - |
純利益 | 12,128 | 29,732 | (59.2) | - |
自動車機器事業 | ||||
売上高 | 208,497 | 246,368 | (15.3) | - |
営業利益 | 18,339 | 26,443 | (30.7) |
地域別動向
<国内>
個人消費の減退等による内需不振及び世界的な需要の落ち込みを受け、売上高は減少。
<北米>
深刻化した金融危機により、米国自動車販売台数が大幅に落ち込み、同社もその影響を受け、売上高が低調に推移。
<アジア・大洋州>
世界的な減産の影響を受け、二輪向け製品及びLEDなどの電子デバイス製品が受注減。
<中国>
主に自動車機器製品が受注増となり増収。
<その他の地域>
自動車機器製品、電子デバイス製品及び電子応用製品の売上高は総じて減少。
中期経営計画
-「第Ⅲ期中期3ヶ年経営計画(Ⅲ中)」を2007年4月から実行中。
-国内の自動車ランプ主力工場である秦野製作所は、生産性モデル工場を目指し、段階を踏んだ再構築を展開中。
-現在建設中の秦野製作所新1号館は、2009年4月にほぼ建物が完成。今後、生産設備の移設等を進め、2009年8月より段階的に生産を開始する予定。
開発動向
2009年3月期の研究開発費の総額は4,087百万円、自動車機器製品関連1,635百万円、電子機器製品関連2,452百万円。
主な研究開発分野
1.オプトエレクトロニクス分野
・高出力白色LED
・高出力赤色/赤外LED
・高速高感度イメージセンサー
2.ディスプレイ分野
・超高コントラストLCD
・光マイクロスキャナ
・ディスプレイ駆動回路
3.光源・照明分野
・自動車用照明機器
・冷陰極型蛍光ランプ(CCFL)
・LED道路照明・屋内照明及び駆動電源
・液晶表示用面光源ユニット
4.ソフトウェア分野
・配光シミュレーション
・光学デバイス最適形状設計ツール
5.上記デバイスや技術を総合化した応用製品
提携先 | 内容 | 期間 |
株式会社日立製作所 | 液晶表示装置に関する特許 | 該当特許の有効期間中 |
日亜化学工業株式会社 | 白色LEDに関する特許 | 該当特許の有効期間中 |
技術提供(2009年3月時点)
提携先 | 内容 | 期間 |
Thai Stanley Electric Public Co., Ltd. (タイ) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2009年3月31日(注) |
SL Lighting Corporation (韓国) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2009年3月31日(注) |
大億科技股份有限公司 (台湾) Kenmos Technology Co., Ltd. |
面光源に関する技術 | 2010年3月31日 |
Lumax Industries Ltd. (インド) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2010年3月31日 |
設備投資
2009年3月期の設備投資は総額 25,864百万円。
内、四輪事業製造設備に 14,542百万円。
設備の新設計画(自動車機器事業)
内、四輪事業製造設備に 14,542百万円。
設備の新設計画(自動車機器事業)
会社名 事業所名 |
所在地 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手年月 | 完了予定 年月 |
秦野製作所他 | 神奈川県秦野市他 | 17,503 | 2008年4月 | 2010年3月 |
広州斯坦雷電気有限公司 (Guangzhou Stanley Electric Co., Ltd. ) |
中国広州市 | 8,112 | 2008年1月 | 2013年3月 |