(株) ショーワ 2019年3月期の動向
業績 |
(IFRS、単位:百万円) |
2019年 3月期 |
2018年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上収益 | 286,692 | 291,989 | (1.8) | -ステアリング製品の販売の減少並びに為替換算の影響による減少 |
営業利益 | 30,142 | 25,296 | 19.2 | -原価低減効果等による増加等 |
税引前当期利益 | 29,963 | 26,042 | 15.1 | |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | 19,052 | 13,855 | 37.5 | |
四輪事業 | ||||
売上収益 | 90,752 | 92,209 | (1.6) | - |
営業利益 | 7,174 | 5,969 | 20.2 | - |
ステアリング事業 | ||||
売上収益 | 94,045 | 102,041 | (7.8) | - |
営業利益 | 12,766 | 15,110 | (15.5) | - |
ガススプリング事業 | ||||
売上収益 | 2,940 | 3,245 | (9.4) | - |
営業利益 | (881) | (8,397) | - | - |
海外事業
<中国>
-四輪車向け製品の開発体制を中国で拡大する。中国市場におけるショックアブソーバーやパワーステアリングの需要増を見込み、4~5年後に中国生産拠点での生産能力倍増を想定する。開発領域においては、製品の基本設計は日本で引き続き行うものの、今後取引拡大が予想される中国現地メーカーへの対応力強化を目的に、広州の開発拠点で現地採用による技術者増強や教育体制の充実、各種試験機器導入を加速させる。技術者数は、今後3~4年をめどに現状比倍増を想定し、現地チューニングやセッティング、小規模設計能力を従来以上に高めることで、中国の市場ニーズを的確かつ迅速に反映する開発体制を整える。(2019年2月15日付日刊自動車新聞より)
国内事業
-四輪車用ショックアブソーバーを生産する埼玉工場(埼玉県行田市)の組み立てラインの自動化を進め、2019年6月から自動化ラインで量産を開始する。省人化により大幅に生産効率を高める。今後、二輪車用ショックアブソーバーを生産する浅羽工場(静岡県袋井市)の自動化などにも着手する。国内工場における生産効率向上の取り組みは北米、中国の順に海外工場へ横展開する予定で、グローバルで生産効率の向上を加速させる。同社の工場改革は、2段階のプロセスを踏む。第1段階は、物流改善や在庫削減、工場レイアウトの変更、品質管理強化など、工場の体質改善を進める。これを踏まえた第2段階では、生産効率向上に向けた自動化などを進める。(2019年2月8日付日刊自動車新聞より)
2020年3月期の見通し |
(IFRS、単位:百万円) |
2020年3月期 (予測) |
2019年3月期 (実績) |
増減 (%) |
|
全社 | |||
売上収益 | 276,000 | 286,692 | (3.7) |
営業利益 | 27,000 | 30,142 | (10.4) |
税引前当期利益 | 27,300 | 29,963 | (8.9) |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | 17,000 | 19,052 | (10.8) |
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2019年3月期 | 2018年3月期 | 2017年3月期 | |
二輪・汎用事業 | 3,785 | 3,136 | 3,119 |
四輪事業 | 4,095 | 3,550 | 3,692 |
ステアリング事業 | 3,477 | 3,811 | 3,999 |
ガススプリング事業 | 85 | 99 | 125 |
合計 | 11,443 | 10,598 | 10,934 |
研究開発拠点
事業所 (所在地) | 主な研究開発内容 |
4輪開発 (埼玉県行田市) |
四輪車用ショックアブソーバー、ガススプリングの研究・開発 |
栃木開発センター (栃木県芳賀郡) |
油圧機器、パワーステアリング、ドライブトレインならびに材料の研究・開発 |
栃木開発センター 塩谷プルービンググラウンド (栃木県塩谷郡塩屋町) |
テストコース |
2輪開発 (静岡県袋井市) |
二輪車用ショックアブソーバーの研究・開発 |
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2019年3月期 | 2018年3月期 | 2017年3月期 | |
二輪・汎用事業 | - | 2,200 | 1,911 |
四輪事業 | - | 2,200 | 2,388 |
ステアリング事業 | - | 1,920 | 3,825 |
ガススプリング事業 | - | 90 | 2,265 |
その他 | - | 460 | 608 |
合計 | 8,231 | 6,870 | 10,997 |
設備の新設計画
-2019年3月期末現在における投資予定総額は、17,957百万円であり、主要な設備の新設等の計画は以下のとおり。
会社名/事業所名 (所在地) |
設備の内容 | 投資予定総額 (百万円) |
着手 | 完了予定 | 完成後の 能力増加 |
埼玉工場他 (埼玉県行田市) |
四輪車用部品生産設備・製造機械設備他 | 1,174 | 2018年4月 | 2020年3月 | (注)2 |
御殿場工場 (静岡県御殿場市) |
四輪車用部品生産設備 | 717 | 2018年4月 | 2020年3月 | (注)2 |
栃木開発センター他 (栃木県芳賀市) |
研究開発設備 | 956 | 2018年4月 | 2020年3月 | (注)2 |
浅羽工場他 (静岡県袋井市) |
四輪車用・二輪車用部品生産設備 | 1,594 | 2018年4月 | 2020年3月 | (注)1 |
American Showa, Inc. Sunbury Plant (米国オハイオ州) |
四輪車用・二輪車用部品生産設備 | 652 | 2017年11月 | 2020年3月 | (注)2 |
American Showa, Inc. Blanchester Plant (米国オハイオ州) |
四輪車用部品生産設備 | 525 | 2018年3月 | 2020年3月 | (注)1 |
Showa Autoparts Mexico, S.A. de C.V. (メキシコ グアナファト州) |
四輪車用部品生産設備 | 1,143 | 2018年3月 | 2020年3月 | (注)1 |
P.T. Showa Indonesia Manufacturing (インドネシア チカラン) |
四輪車用・二輪車用部品生産設備 | 756 | 2016年3月 | 2020年3月 | (注)2 |
PT. Showa Autoparts Indonesia (インドネシア ブカシ) |
四輪車用部品生産設備 | 560 | 2018年2月 | 2020年3月 | (注)1 |
Showa Auto-Parts Vietnam Co., Ltd. (ベトナム ハノイ) |
二輪車用部品生産設備 | 524 | 2018年8月 | 2020年3月 | (注)2 |
Showa India Pvt. Ltd. (インド ハリアナ州) |
四輪車用・二輪車用部品生産設備 | 1,350 | 2014年4月 | 2020年3月 | (注)1 |
広州昭和汽車零部件有限公司 広州工場 [Guangzhou Showa Autoparts Co., Ltd.] (中国 広州) |
四輪車用部品生産設備 | 3,092 | 2017年6月 | 2020年3月 | (注)1 |
広州昭和汽車零部件有限公司 武漢工場 [Guangzhou Showa Autoparts Co., Ltd. Wuhan Plant] (中国 武漢) |
四輪車用部品生産設備 | 1,808 | 2018年10月 | 2020年3月 | (注)1 |
(注) 1: 主に能力拡充、合理化等のための設備計画であるため、完成後の能力増加が若干見込まれる。
(注) 2: 完成後の増加能力は、算定が困難なため記載を省略。