サンコール (株) 2019年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
  2019年
3月期
2018年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 45,812 42,225 8.5 -自動車分野で主力の弁ばね用鋼材やエンジン用部品に加えてHV関連部品も増加したことなどにより増収。
営業利益 3,384 2,415 40.1 -メキシコ子会社や東南アジア子会社の増益基調等。
経常利益 3,557 2,527 40.8 -
親会社株主に帰属する当期純利益 2,314 2,125 8.9 -
自動車分野 材料関連製品
売上高 5,555 5,020 10.7 -北米向け弁ばね用鋼材販売が大幅増となったほか、アジアでも順調に推移。
自動車分野 自動車関連製品
売上高 26,518 25,139 5.5 -弁ばねをはじめとするエンジン用部品の伸長、バスバーやモーターコアなどのHV関連部品のニーズの増加等。

 

研究開発費

(単位:百万円)
  2019年3月期 2018年3月期 2017年3月期
全社 933 810 807

 

研究開発活動

シャントセンサーの開発
-KOA社と共同開発している電流センサーで200~1000アンペアの大電流を精度良く測定する製品。電流検出回路モジュール品もアナログ、デジタル出力に絶縁・非絶縁型を加え用途範囲を拡げ採用実績も増加。また、異常電流検出回路を組み込んだヒューズセンサーの開発が完了し、更なる用途拡大を目指す。

バスバー次世代製品の開発
-バスバーは、EV・HV・PHEV関連の車載用バッテリーユニット、モーター、インバーター用の電源供給ターミナルとして開発された製品で、需要増加や仕様の多様化が加速している。多様化に対応するため、様々な仕様評価を推進し次期モデルであるバッテリーユニットやインバーター用にも採用。新たな海外材や絶縁体の開発を着手しグローバル展開を目指す。

 

設備の新設計画

(2019年3月31日現在)
会社名
事業所名
(所在地)
所在地 設備の内容
自動車関連製品・材料関連製品
投資予定額
(百万円)
着手 完了予定
同社 京都市
右京区
生産設備
(自動車関連製品)
610 - 2020年3月
建物
(自動車関連製品)
276 - 2020年3月
サンコール菊池(株) 熊本県
菊池市
生産設備
(自動車関連製品)
140 - 2020年3月
広州新確汽車配件有限公司
[Suncall (Guangzhou) Co., Ltd.]
中国
広州市
生産設備
(自動車関連製品)
377 - 2020年3月
Suncall America Inc. 米国
インディアナ州
生産設備
(自動車関連製品)
124 - 2019年12月
Suncall Technologies Mexico, S.A. de C.V. メキシコ
アグアスカリエンテス州
生産設備
(材料関連製品)
362 - 2019年12月

 

2020年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2020年3月期
(予想)
2019年3月期
(実績)
増減
(%)
全社
売上高 45,500 45,812 (0.7)
営業利益 2,600 3,384 (23.2)
経常利益 2,500 3,557 (29.7)
親会社株主に帰属する当期純利益 1,900 2,314 (17.9)
自動車関連事業
売上高 26,450 26,518 (0.3)

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)