サンコール (株) 2011年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2011年 3月期 |
2010年 3月期 |
増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 33,089 | 28,790 | 14.9 |
- |
営業利益 | 2,606 | 2,023 | 28.8 |
- |
経常利益 | 2,471 | 2,148 | 15.0 |
- |
当期純利益 | 1,428 | 1,195 | 19.5 |
- |
精密機能材料 | ||||
売上高 | 3,601 | 3,053 | 17.9 |
-弁ばね用材料の輸出及びエンジン用途の精密異形材が好調。 |
精密機能部品 | ||||
売上高 | 18,203 | 16,855 | 8.0 |
-第2四半期までは力強く回復したが、第3四半期ではエコカー補助金終了による自動車販売低迷を受け、第4四半期では震災による顧客での生産調整を受けたことにより、回復のテンポは緩いものとなった。 |
>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
全社 | 523 | 441 | 719 |
研究開発活動
精密機能材料/精密機能部品(日本、米国、アジア)-ハイブリッド用弁ばね材の開発
ハイブリッド専用エンジン用弁ばね材を開発した。要求される特性、コスト等に応えるために材料成分や製造条件等の最適設計を完了し、2014年の実用化を目指して弁ばねの特性評価を進めている。
-高精度ピストンリング材の開発
現行材に比べてピストンリングの研磨量低減が図れる高精度形状材の開発を進めてきたが、表面あらさ改善工程の設計、条件設定により要求仕様をクリアでき、他社に先駆けて量産化に成功した。
このほか、精密機能加工部門では、これまで開発を進めてきた超高強度ばね材を使用した製品において、疲労強度従来比7%向上を図り、次世代モデル車への量産適用が決定。また、ハイエンド材の開発と並行して、これまで蓄積した冷間加工技術により熱処理を廃止した低コスト材を適用した開発も行い、需要家からの軽量化・コンパクト化ニーズに加えて、廉価指向への対応も図っていく。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
全社 | 2,255 | 1,177 | 2,254 |
精密機能材料 (日本) |
221 | - | - |
精密機能材料 計 | 221 | 98 | 246 |
精密機能部品 (日本) |
715 | - | - |
精密機能部品 (米国) | 26 | - | - |
精密機能部品 (アジア) | 82 | - | - |
精密機能部品 計 | 823 | 385 | 1,529 |
-増産対応、および生産性向上、コスト削減、品質向上、環境改善を中心に設備投資を実施。
精密機能材料
-弁ばね用材、精密異形材の生産性向上、環境改善を中心に投資を実施。
精密機能部品
-自動車関連部品のコスト削減、および環境改善を中心に投資を実施。
設備の新設(精密機能部門)
(2011年3月31日現在)
会社名 事業所名 |
設備の内容 | 投資予定額 (百万円) |
着手 | 完了予定 |
同社 (京都市右京区) |
生産設備 (精密機能材料) |
202 | 2011年 4月 |
2012年 3月 |