イーグル工業 (株) 2012年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位：百万円)

	2012年 3月期	2011年 3月期	増減率 (%)	要因
売上高	96,237	91,920	4.7	-
営業利益	6,207	8,717	(28.8)	-
経常利益	7,224	9,142	(21.0)	-
当期純利益	3,013	4,871	(38.1)	-
自動車・建築機械業界向け事業
売上高	52,768	50,163	5.2	-自動車・建設機械業界向け事業の売上高は、527億68百万円、営業利益は28億26百万円となった。自動車向け製品は、拡販等により欧州および新興国を中心に堅調に推移。

事業買収

-Freudenbergは2011年7月1日付けで、アクチュエーター部門をイーグル工業へ譲渡することで合意したと発表。同部門は、Freudenberg NOK Mechatronics (FNM)の一部。FNMは、Freudenberg とNOKによる合弁会社で、2002年に設立。FNMのアクチュエーター部門には、従業員101名が勤務。製品開発および経営部門はドイツ、生産はハンガリーを拠点としている。(2011年7月1日付プレスリリースより)

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

2013年3月期の見通し

(単位：百万円)

	2013年3月期(計画)	2012年3月期(実績)	増減
売上高	108,000	96,237	12.2
営業利益	8,800	6,207	41.8
経常利益	9,500	7,224	31.5
当期純利益	5,300	3,013	75.9

開発動向

研究開発費

(単位：百万円)

	2012年3月期	2011年3月期	2010年3月期
全社	676	615	472

研究開発体制

-研究開発活動は同社技術本部が主体となり、各技術部門・生産部門・営業部門との連携のもとに、各セグメントで推進している。
-研究スタッフは69名。総従業員数の1.4%。今年度の研究開発費は676百万円。
-自動車・建設機械業界向け事業の研究開発費は、381百万円。

研究開発活動

自動車・建設機械業界向け事業
エンジン冷却水循環ポンプ用メカニカルシール
-密封性能を維持しながら、大幅に摩擦力を低減する次世代メカニカルシールの開発を行っている。

ターボチャージャー用金属シール
-メカトロニクス製品については、エンジン排ガス規制対応として、ターボチャージャー用金属シールの量産を開始。また、燃費向上の要求に関連した製品として、燃料脈動吸収用ダンパーの量産拡大に加え、使用範囲拡大品の開発を行う。また、各種タイプのシールに適したシール摺動材の研究開発にも取り組んでいる。

設備投資

設備投資額

(単位：百万円)

	2012年3月期	2011年3月期	2010年3月期
合計	8,821	3,496	3,703

自動車・建設機械業界向け事業
-自動車・建設機械業界向け事業では、生産能力増強に2,426百万円の投資を行っている。
-関係会社においては、主にイーグルインダストリーフランスで1,478百万円、岡山イーグル664百万円、P.T.イーグルインダストリーインドネシア390百万円、広島イーグル388百万円の投資を行った。

設備の新設計画

会社名事業所名	所在地	設備の内容	投資予定額総額 (百万円)	着手	完了
岡山事業場	岡山県高梁市	メカニカルシール生産設備等	4,070	2012年4月	2013年3月
		特殊バルブ生産設備
岡山イーグル	岡山県高梁市	メカニカルシール生産設備	252	2012年4月	2013年3月
		特殊バルブ生産設備
P.T.Eagle Industry Indonesia	インドネシア	メカニカルシール生産設備	407	2012年4月	2013年3月
		特殊バルブ生産設備
Eagle Industry France S.A.S.	フランス	特殊バルブ生産設備	215	2012年4月	2013年3月
伊格尓机械密封(無錫)有限公司 [Eagle Industry (Wuxi) Co., Ltd.]	中国	メカニカルシール生産設備	1,111	2012年4月	2013年3月
		特殊バルブ生産設備