イーグル工業 (株) 2011年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2011年
3月期
2010年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 91,920 76,063 20.8 1)
営業利益 8,717 4,102 112.5 -
経常利益 9,142 4,998 82.9 -
当期純利益 4,871 2,566 92.1 -
自動車・建築機械業界向け事業
売上高 50,163
40,547 23.7 2)

要因
1)
-事業体制の見直しやコスト削減活動、ならびに新興国を中心とする拡販活動を展開。

2)
<自動車・建設機械業界向け事業>
-自動車業界向け製品は、新興国での需要が増加したことに加え、欧州においても販売が増加した。この結果、売上高は501億63百万円、営業利益は40億73百万円となった。

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

2012年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2012年3月期 2011年3月期 増減
売上高 100,000 91,920 8,080
営業利益 9,300 8,717 583
経常利益 10,100 9,142 958
当期純利益 5,500 4,871 629

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
全社 615
472 554

研究開発体制

-研究開発活動は同社技術本部が主体となり、各技術部門・生産部門・営業部門との連携のもとに、各セグメントで推進している。
-研究スタッフは59名。総従業員数の1.3%。今年度の研究開発費は615百万円。

研究開発活動

自動車・建設機械業界向け事業
-エンジン冷却水循環ポンプ用メカニカルシールでは、密封性能を維持しながら、大幅に摩擦力を低減する次世代メカニカルシールの開発を行なっている。

-従来の端面型メカニカルシールに加え、コンパクトで高性能なリップタイプシールの開発を行った。 

-メカトロニクス製品では、次世代圧縮機・変速機及びサスペンション用ソレノイドバルブを開発している。

-バルブ・アクチュエータ製品では、エンジンの排ガス規制対応バルブ、ターボチャージャー用アクチュエータなどの近年の燃費向上の要求に関連した製品を開発している。

-ハイブリッド車・電気自動車に使用される電動ポンプ用カーボン軸受の開発。

-燃料電池自動車に使用される水素ガス制御用減圧弁の開発。

-各種制御機器に使用される金属ベローズ応用製品の開発。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
合計 3,496
3,703 5,872

自動車・建設機械業界向け事業
-自動車・建設機械業界向け事業では、生産能力増強に1,535百万円の投資を行っている。
-関係会社においては、主に生産設備の合理化のためにNEK CO.,LTDで368百万円、EKKイーグル(タイランド)CO.,LTDで206百万円、島根イーグル㈱134百万円の投資を行った。 

設備の新設計画

会社名
事業所名
所在地 設備の内容 投資予定額
総額
(百万円)
着手 完了
同社
岡山事業場
岡山県
高梁市
メカニカルシール等
生産設備
2,503 2011年4月 2012年3月
特殊バルブ等
生産設備
岡山イーグル 岡山県
高梁市
メカニカルシール等
生産設備
1,134 2011年4月 2012年3月
特殊バルブ等
生産設備
広島イーグル

広島県

山県郡

特殊バルブ等
生産設備
571 2011年4月 2012年3月
Eagle Industry France S.A.S. フランス 特殊バルブ等
生産設備
1,894 2011年4月 2012年3月