イーグル工業 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万円)
2009年
3月期
2008年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 78,168 87,406 (10.6) -
営業利益 3,246 7,577 (57.2) -
経常利益 3,622 8,361 (56.7) -
当期純利益 1,336 3,994 (66.5) -
メカニカルシール部門
売上高 30,240 37,838 (20.1) -自動車・建設機械・一般産業機械の各業界向け製品すべての売上が減少。
特殊バルブ部門
売上高 21,233 23,510 (9.7) -自動車業界向け製品の売上が減少。


企業買収

-2008年5月30日付でフランス子会社「イーグルヴィッツェンマン S.A.S.(Eagle-Witzenmann S.A.S.)」の全株式を取得し完全子会社化したと発表。それに伴い、2008年7月24日を期して、社名を「イーグルインダストリーフランスS.A.S. (Eagle Industry France S.A.S.)」に変更。(2008年7月17日付プレスリリースより)


事業提携
-合弁相手の独ブルグマン・インダストリーズ(以下BI)との間で株式のクロスインベストメント(持ち合い)契約を締結したと発表。同社全額出資のイーグル・ブルグマン・ジャパン(EBJ)株の25%をBIの親会社であるブルグマン・インターナショナルに売却する一方、同社はBI株の25%を取得する。株式の持ち合いでグローバルでの提携関係を強化する狙い。同社はインドでの合弁会社イーグル・シールズ・アンド・システムズ・インディア(プーン市)の社名を3月末から「イーグル・ブルグマン・インディア」に改称する。独ブルグマン・インダストリーズ(BI)との提携強化に伴い、インドでもBI子会社と合併することに伴う措置。存続会社は同社側で、社名変更は2008年3月24日の予定。(2009年3月17日付日刊自動車新聞より)

開発動向

研究開発費 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
金額 554 629 465


研究開発活動
<メカニカルシール部門>
-エンジン冷却水循環ポンプ用シールでは、劣悪な冷却水や過酷な使用条件にも適合する摺動材を開発。

<特殊バルブ部門>
-車載向け次世代圧縮機用特殊バルブ、変速機用・サスペンション用特殊バルブ、エンジンの排ガス規制対応用特殊バルブの開発を継続。
-ターボチャージャー用アクチュエーターを開発。
-燃費向上の要求に対応した圧縮機用特殊バルブ、変速機用特殊バルブ、ターボチャージャー用アクチュエーターを開発。

<その他製品部門>
-鉄系焼結品の再成形化による自動車用噴射器部品の開発を完了。

設備投資

設備投資額 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
メカニカルシール部門 2,735 2,487 2,439
特殊バルブ部門 1,821 1,885 2,092
その他製品部門 1,315 1,173 293
全社(共通) - - 436
合計 5,872 5,545 5,261

メカニカルシール部門
(同社)
-自動車用メカニカルシールの生産能力増強:981百万円

(関係会社)
-伊格尓机械密封(無錫)有限公司(Eagle Industry (Wuxi) Co., Ltd.) (中国):421百万円
-EagleBurgmann India Pvt. Ltd.:362百万円
-NEK Co., Ltd. (韓国):135百万円

特殊バルブ部門
(同社)
-車載コンプレッサー用コントロールバルブの生産能力増強:837百万円
-メカトロバルブの生産能力増強:118百万円

(関係会社)
-岡山イーグル(株) (日本):93百万円
-島根イーグル(株) (日本):53百万円


設備の新設計画
会社名
事業所名
所在地 設備の内容 投資予定額
総額
(百万円)
着手 完了
NEK Co.,Ltd. 韓国 メカニカルシール生産設備 110 2009年4月 2010年3月
EKK Eagle (Thailand) Co., Ltd. タイ メカニカルシール生産設備 110 2009年4月 2010年3月
伊格尓机械密封(無錫)有限公司 (Eagle Industry (Wuxi) Co., Ltd.) 中国 メカニカルシール生産設備 169 2009年4月 2010年3月
EagleBurgmann India Pvt. Ltd. インド メカニカルシール生産設備 182 2009年4月 2010年3月