Sona Koyo Steering Systems Ltd. 2017年3月期の動向

業績

(単位:百万インドルピー)
2017年
3月期
2016年
3月期
増減率

要因
売上高 15,922.80 15,342.80 3.8
税引き前利益 808.50 794.50 1.8


要因
1) 売上高
-2017年3月期の売上高は、前年比3.8%増の15,922.80百万ルピーとなった。増収の要因は消費者マインドの向上、低金融コストおよび燃料価格並びにディーゼル車の禁止に伴う買い替え需要など。

-インド国内での売上が大半を占め、輸出による売上高は全社売上高に対して10%以下にとどまっている。

子会社の動向

JTEKT Sona Automotive India Limited (JSAI)
-2017年3月期、Maruti Suzuki 「ignis」向けC-EPS、日産「New Micra]およびホンダ「WR-V」向けMS-Gearの生産を開始。

-Toyota Kirloskar Motoから 「Zero PPM Ward」賞およびHonda Cars India Limitedから「North Region Quality Circle Competition」賞を受賞。

Sona Fuji Kiko Automotive Limited (SFAL)
-2017年3月期、MSIL IGNIS向けジャケットコラムアッセンブリの生産を開始。

国内事業

-2017年3月期、もう1台の850トンPDC機械の追加投資を行い、合計7台のPDC機械を持つことなり、工場として85%以上の稼働率になる。

製品群別施設稼働率 (2016年3月期)
製品群 施設稼働率
(%)
ステアリング部品 58
ドライブライン部品 32

受注
-日産 「New Micra」、ホンダ 「WR-V」および Maruti Suzuki 「Ignis」の開発に参加。

受賞

-2017年3月期に、世界中のJTEKTの企業の中で ”安全”のためのグローバルエクセレンス賞をJTEKT Corporationから受賞。

-Toyota Kirloskar Motor Limitedから 「Zero PPM Award」を受賞。

-タイのバンコクで行われたサプライヤー会議において、Maruti Suzukiより品質改善 (Quality Improvement) および設計・開発 (Design and Development) に関して表彰を受けた。

-スペインのバルセロナにおけるサプライヤー会議で、Mahindra & Mahindraから「TUV 300」と「KUV 100」の2モデルに対する貢献を評価された。

-JSAIは、ジェイクトより「Best improvement in Productivity(生産性向上優秀賞)」を受賞。2016年3月期、世界のジェイテクト拠点へ安定的に製品を供給したことが認められたもの。

研究開発費

(単位:百万インドルピー)
2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
全社 23.2 27.6 24.0



-2017年3月期、以下研究開発に従事:

  • 油圧パワーステアリングにおけるオイル劣化要因の解明
  • オフロード車のブラシレスモーターの電動パワーステアリングの試作品開発
  • アルミ合金「JIS ADC12」のダイカスト工程(Rheo Pressure die casting)の開発

設備投資額

(単位:百万インドルピー)
2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
Sona Koyo Steering Systems Ltd. 678 800 650

-2016年3月期は、主に新製品開発関連、Dharuhera第3工場の後方統合、Dharuhera第2工場の工事、研究開発用試験設備、グジャラート州の土地購入等に投資した。

国内投資 (インド)

-グジャラート州にある30エーカーの土地に投資した。幹線道路SH-7沿いにあり、スズキが新設する工場から約12km、ホ ンダの工場から6kmに位置している。