Bharat Gears Ltd. 2016年3月期の動向

近年の動向

業績

2016年3月期
-2016年3月期の売上高は、前年比4.2%減の3,974.9百万インドルピー。インドのトラクター市場の減速、および世界的な農機需要減少の影響で輸出が減少したことが減収の主な要因。

2015年3月期

-2015年3月期の売上高は、前年比1.2%減の4,148.9百万インドルピー。主力市場であるインドのトラクター市場が急激に落ち込んだことが影響。国内売上が落ち込んだものの、輸出は大きな伸びを見せた。

2014年3月期

-2014年3月期の売上高は、前年比6.9%増の4,198.7百万インドルピー。商用車および乗用車向けの売上高が伸び悩んだが、トラクター、輸出売上高が伸長。

2013年3月期

-2013年3月期の売上高は、前年比8.8%減少の3,926.2百万インドルピー。インド市場の自動車需要が減少したことが影響した。

事業戦略

-直近の長期事業戦略として、輸出拡大を掲げている。全社売上高に占める輸出売上高の割合は、2012年3月期の約20%から堅調に伸び、2016年3月期には34%に達した。

受賞

-Faridabad工場が2016年3月期に海外取引先から優秀サプライヤー賞を受賞した。2016年3月期におけるパートナーレベルの貢献度が認められたもの。

研究開発活動

2016年3月期
-Faridabad工場に新型の三次元測定器を導入し、検査能力を強化した。

2014年3月期

-円筒研削盤 (マルチゲージタイプ) を導入したことで、切削のサイクルタイムを約90%削減。

2013年3月期

-部品の強度を高めるべく、シャフトおよびプラネタリーギアの新しい製造プロセスを開発中。

製品開発

2016年3月期
-多用途向けに最先端のクラウンホイールピニオンを開発した。

2013年3月期

-アクスルに使用されるデフロック向けの2種類のストレートベベルギアを開発した。

設備投資額

(単位:百万インドルピー)
2016年3月期 2015年3月期 2014年3月期
合計 76.6 52.8 409.1

国内投資

2016年3月期
-2016年3月期、ウォームギア切削用のホブ盤、およびP–40向け新ソフトウェアを導入した。

2014年3月期

-2014年3月期、マハラシュトラ州に位置するLonand (Satara) 新工場の建設が完了。2014年3月31日から量産を開始しており、当初はトランスミッションギアを生産する。

2013年3月期

-2012年5月、同社にとって3カ所目の拠点をマハラシュトラ州Lonandで建設開始。同工場は2013年5月に操業を開始し、まずは検査工程と各種機械の試運転から始め、その後試作に移行する。量産は2014年3月期中に開始し、当面はトランスミッション用ギアを生産予定。

-CNCギア歯切盤およびGleason社製カッター研磨機を導入し、ギアの生産能力を増強。