Bharat Forge Ltd. 2015年3月期の動向
事業概況
-2015年3月期の売上高は、前年比13.5%増加の76,248百万ルピー。同社本体の売上高増加および、Alstomとの合弁会社による非自動車市場向け事業が売上高を押し上げた。
-同EBITDAは前年比43.2%増加の14,751百万ルピー。主な要因は、同社本体およびインド子会社 (前期は赤字) の利益率改善 。
再編
ハイブリッドシステムに関する合弁会社を売却
-KPIT Technologies Limited (KPIT) との合弁会社「Impact Automotive Solutions Limited」に対する持分50%をKPITに108百万インドルピーで売却した。Impact Automotive Solutions Limitedは2010年に設立され、ハイブリッドシステムに関するソリューションの開発・提供を行なっている。(2014年9月8日付公告より)
受注
-ドイツ子会社のBharat Forge Aluminiumtechnik (BFAT) が、ドイツの自動車メーカーにサスペンション部品を供給する複数年契約を締結。受注金額は約250百万ユーロ。今回の受注に対応するため、BFATはプレスラインを新たに敷設する。(2014年5月8日付プレスリリースより)
見通し
-2018年3月期までに、同社単体の売上高を2014年3月期実績の340億インドルピーから700億インドルピーまで引き上げる計画。
研究開発費 |
(単位:百万インドルピー) |
2015年3月期 | 2014年3月期 | 2013年3月期 | |
全社 | 421.4 | 256.1 | 147.2 |
研究開発活動
-2015年3月期、3Dプリントを用いた金属加工法の開発、冷間・精密鍛造製法および技術の開発に注力した。
研究開発活動
-2015年3月期、7件の特許を申請。同社は現在までに13件の特許を申請している。
海外投資
<ドイツ>
-ドイツ子会社のBharat Forge Aluminiumtechnik (BFAT) が、ドイツの自動車メーカーにサスペンション部品を供給する約250百万ユーロ分の複数年契約を締結。今回の受注に対応するため、BFATは溶解炉などの設備一式を備えたプレスラインを新たに敷設する。同設備はザクセン州Brand-Erbisdorfに31百万ユーロを投じて敷設され、2015年1月の稼働を見込んでいる。(2014年5月8日付プレスリリースより)