Bharat Forge Ltd. 2009年3月期の動向

ハイライト

業績(2009年3月期)

-売上高は48,427百万インドルピーで、前年度の47,516百万インドルピーから1.9%増加。
-EBITDAは5,214百万インドルピーで、EBITDAマージンは10.8%。

輸出売上(単独ベース)

(単位:百万インドルピー)
  2009年3月期 2008年3月期 増減率(%)
売上高 21,064 22,849 (7.8)
輸出売上高 10,014 9,610 4.2
売上高に輸出が占める割合 47.5% 42.1% -

-2009年3月期、輸出売上高が初めて100億インドルピーを突破した。

地域別状況

<インド>
-2009年3月期の後半に自動車産業が大きく減速。特に、BFLの主要納入先である商用車セグメントで落ち込みを記録。

<米国>
-従来、米国はBFLにとって最大の輸出先であったが、2009年3月期の輸出額は4,359百万インドルピーで、前年度の4,855百万インドルピーから10.2%減少した。その結果、欧州向け輸出額が米国向けと逆転。

-BFLは商用車用シャシーのみならず、大型商用車用エンジン部品や非自動車向け鍛造部品への注力を継続。また、乗用車部品市場への浸透拡大も目指している。

<欧州>
-欧州市場向けには、現地拠点からの供給に加えて、インドから輸出を行っている。

-2009年3月期、Bharat Forge Kilsta (BFL)とその子会社Bharat Forge Scottish Stampings Limited (BFSSL)の業績は最も低調となる。 両社は主に商用車用部品を扱っており、欧州における同市場が低調となった影響を受けたもの。

-ドイツ子会社のCDP-BFも市場低調の影響を受けたが、BFLやBFSSLに比べると軽度に留まった。
これは同社が商用車部品のみならず、乗用車部品や非自動車関連の製品も扱っていることによる。

-2009年3月期におけるインドからの輸出額は4,933百万インドルピーを記録し、前年度の4,299百万インドルピーから14.7%の増加となった。

<中国>
-中国市場向けの製品供給は、一部インドから輸出しているほかは、主に第一汽車(FAW)との合弁会社から行っている。BFLはこの合弁事業に52%を出資。

開発動向

研究開発費

(単位:百万インドルピー)
  2009年3月期 2008年3月期
研究開発費 36.38 68.81
売上高 (単独) 21,063.54 22,849.00
研究開発費用の売上高に占める割合 0.17% 0.30%