TT Electronics Plc 2014年12月期の動向

業績

(単位:百万ポンド)
2014年
12月期
2013年
12月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 524.3 532.2 (1.5) 1)
営業利益 (4.3) 19.0 - -
部門別売上高
センシング&コントロール部門 289.3 285.2 1.4 2)
コンポーネント部門 98.8 100.4 (1.6) 3)
統合生産サービス部門 136.2 146.6 (7.1) 4)


要因
1) 全社
-2014年12月期の売上高は、前年比1.5%減。為替要因の影響 (22.6百万ポンド) を除くと、売上高は2%増になる。センシング&コントロール部門が堅調に推移したものの、コンポーネントおよび統合生産サービス部門の売上減が影響した。

2) センシング&コントロール部門 
-2014年12月期の売上高は、前年比1.4%の増加。LEDライトシステム (フロント) の普及率増加を受け輸送市場向け制御機器はプラス成長を達成。一方、製品ミックスおよび価格低下の影響を受け輸送市場用センサーの売上高が減少した。

3) コンポーネント部門 
-2014年12月期の売上高は、前年比1.6%減。全ての事業分野 (レジスター、パワー・ハイブリッド、磁気系部品、コネクター) で増収を見せたものの、為替差損が影響し部門全体は前年比減となった。

4) 統合生産サービス部門
-2014年12月期の売上高は、欧州の主要顧客からの需要低迷を受け、前年比7.1%の減少。

事業再編

事業再編計画 (OIP)
-2013年6月に開始した事業再編計画 「Operational Improvement Plan」 (OIP) を引き続き実施。2014年、ドイツ Werne拠点の製造ラインをルーマニアのTimisoara拠点に移管を進めている。2015年には10本、残りは2016年に移管される計画。OIPは2017年上半期に終了し、約24.0百万ポンドのコストがかかると見込まれる。

受注

-Audiから、最新世代ディーゼルエンジン向けAdBlue用流体特性センサーを初めて受注。2015年第3四半期にドイツのKlingenberg拠点で生産開始予定。

製品開発

EPS用センサー
-センシング&コントロール部門は、電動パワーステアリング (EPS) 用センサーの製品群を拡大した。新たに追加したセンサー「Magnetorque Plus」は、同社の非接触トルクセンサーとマルチターン式ポジションセンサーを1つの小型パッケージに統合したもの。この設計は、トルクおよびステアリングホイール角を測定するうえで重要な役割を果たしている。(2014年3月26日付プレスリリースより)

設備投資額

(単位:百万ポンド)
2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
センシング&コントロール部門 23.7 21.7 18.4
コンポーネント部門 7.8 4.5 4.8
統合製造サービス 4.5 3.5 1.2
非継続事業 - - 0.4
全社 36.0 29.7 24.8

各種データ

  2014年平均 2013年平均 2012年平均
センシング&コントロール部門 2,827 2,503 2,473
コンポーネント部門 1,596 1,615 1,728
統合生産サービス部門 1,669 1,556 1,263
合計 6,092 5,674 5,464

部門別売上高

(単位:百万ポンド)
  2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
センシング&コントロール部門 289.3 285.2 259.6
コンポーネント部門 98.8 100.4 109.6
統合生産サービス部門 136.2 146.6 107.7
合計 524.3 532.2 476.9

地域別売上高

(単位:百万ポンド)
  2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
英国 86.4 104.1 78.3
その他欧州 256.0 260.1 234.6
北米 101.0 94.4 95.4
中南米 3.4 3.9 3.2
アジア 74.5 68.8 62.0
その他地域 3.0 0.9 3.4
合計 524.3 532.2 476.9

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