W.E.T. Automotive Systems AG 2011年12月期までの動向
ハイライト
買収
-2011年2月、米Amerigon Incorporatedは、同社の株式75.6%を取得する契約を締結したと発表。Amergionは米国ミシガン州に本拠を置き、温度調整シートシステムなどの熱電製品を開発・生産している。Amergionはまた、残りの株式についても公開買付を行う意向。W.E.T.の発行済み全株式304万株に対す る取得金額は121.6百万ユーロとなる。なお、公開買付を含む今回の手続きは、2011年第2四半期の初めに完了する見込み。(2011年2月28日付 プレスリリースより)-2008年10月、Shanghai Comair Cooling Fan Co. (Comair)の持分を100%取得。Comairは中国のファンおよびブロアーメーカー。この取引は2008年12月末現在、中国政府の承認待ち。
-米国本社が破産したComair Rotron Shanghaiを買収し子会社とする。08年度は同社の経営安定に注力。さらに、シートヒーターの最初の量産プロジェクトを推進していく。
-2006年7月、SeaTex AGの株式を45.98%取得し、完全子会社化。
-2005年6月、自動車シートカバーなど自動車用皮革製品を生産するSeaTex AGの株式を取得し、持株比率を53%に引き上げた。
-2005年4月、ヒーター用繊維材メーカーのFTG GmbHの株式30%を取得し、完全子会社化。
合弁事業
-2009年3月、韓国の合弁企業Yongsan W.E.T. Korea Co. Ltd. (W.E.T. Yongsan) が事業をスタート。同時にW.E.T.社が経営権を握って完全な連結対象となる。-2008年12月期、韓国のシートメーカー「Yongsan Co., Ltd.」との合弁で、Yongsan W.E.T Korea Co., Ltd.を設立。新会社は韓国の牙山(Asan)市に本拠を置く。
事業売却
-2009年末、ドイツFilderstadt市のSeaTex工場を売却。同工場はインテリア部品とシート部品の開発を手掛けていたが生産量は少なく、市場の低迷の影響を受け財務的に課題を抱えていた。新会社設立
-2004年11月、ウクライナにW.E.T. Automotive Ukraineを設立。同社の100%出資による。
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2011年12月期 | 2010年12月期 | 2009年12月期 | |
金額 | N.A. | 19.8 | 14.1 |
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2011年12月期 | 2010年12月期 | 2009年12月期 | |
アジア | N.A. | 1.4 | 1.7 |
北米 | N.A. | 2.6 | 1.9 |
欧州 | N.A. | 1.1 | 0.9 |
その他地域 | N.A. | 2.2 | 3.0 |
内部相殺 | N.A. | (1.4) | (1) |
合計 | N.A. | 7.2 | 6.6 |