Kiekert AG 2018年12月期の動向
近年の動向
業績
-2018年12月期の売上高は830百万ユーロ。
合弁
-同社は、KwangJin Sanggongとの合弁会社を韓国に設立すると発表した。新会社の名称はKwangJinKiekert Latch(KKL)で、京畿道の華城市に拠点を置く。KiekertとKwangJin Sanggongの折半出資で従業員数は120名、韓国の主要自動車メーカー向けにドアクロージャーシステムを生産する。(2017年2月20日付プレスリリースより)
研究開発体制
-研究開発に従事するエンジニアは約450名
研究開発拠点
-研究開発は主に下記7拠点で実施
- 米国ミシガン州 Wixom
- メキシコ Puebla
- ドイツ Heiligenhaus
- チェコ共和国 Prelouc
- 中国 常熟市
- 韓国 ソウル
- スイス Lamone
-2017年末、スイス Lamoneに自動車製品における電子的なコンセプトに対応するためのソリューションに特化した開発拠点を新設した。
製品開発
充電プラグ用アクチュエーター
電気自動車 (EV) のより安全で確実な充電に向け、充電プラグ用アクチュエーターを改良したと発表した。2019年末に生産を開始する予定。新製品は、小型で頑丈な設計。その非常にコンパクトなパッケージ内のギア比を高めることで、従来品に比べ、ロック力を大幅に向上した。また、頑丈な構造と改良されたセンサーはロッキングピンをより正確に検知、安全性の向上に貢献する。このアクチュエーターは、車のキー、スマホやタブレットなどのモバイル機器でロック解除が可能で、停電時には、車内にあるスイッチやレバーでロックを緊急解除することができるという。 (2018年3月20日付プレスリリースより)
特許
-2018年12月末時点、2,500件を超える特許を保有。
海外投資
<米国>
-米ミシガン州Wixom市Liberty Driveにある既存工場を同市内に移転・拡張したと発表した。新工場は広さ4万1,000平方フィートで、投資額は300万ドル。移転により、米国におけるラッチモジュールの生産能力は倍増し、5年前の35万ユニットから、2018年には100万ユニットを超える見通し。生産拡大に備え、30人を新たに雇用する予定。R&DセンターはLiberty Driveに残り、北米自由貿易協定(NAFTA)地域向けのエンジニアリング・プログラム管理活動を続けるという。(2018年5月8日付 プレスリリースより)