Kiekert AG 2013年12月期までの動向

ハイライト

近年の動向

業績

-2013年の売上高は850百万ユーロ。

-2011年の売上高は、500百万ユーロ強を達成。ラッチシステムの生産量が、同社過去最高の4100万ユニットを超えたことが寄与。

買収

-2004年11月、今後5年以内に持分を49%に増加させるオプション付きで、韓国の自動車ロッ クシステムメーカー「Daeki Automotive」の株式を25.5%取得したことを発表。同社はこれにより現在、特に現代/Kiaグループとのビジネスも視野に入った。

受注

-同社は2011年に販売される電気自動車2モデルに、チャー ジャーロッキングアクチュエーターを納入する。このアクチュエーターは、充電プラグと車両の電源ソケットを連結する部分に位置。プラグをソケットに繋ぐ と、アクチュエーターが自動的に連結部をロックする。 (2010年9月15日付プレスリリースより)

開発動向

開発体制

-エンジニアは200名強

製品開発

イナーシャプロテクトラッチ (Inertia Protect Latch)
-2013年、新型ドアラッチモジュール「Inertia Protect Latch」を開発。アクティブブロッキングメカニズムが組み込まれており、衝突時にドアラッチが開くのを防ぐ。さらに、同メカニズムを内蔵することでモジュールのサイズと重さをマッチ箱2個程度に削減。車両当たり最大1ポンドの重量削減に寄与する。(2013年9月16日付プレスリリース)

チャージャープラグラッチ
-2011年、電気自動車 (EV) の充電プラグ用ラッチを発表。また同社は、開発パートナーと協力し、プラグおよびケーブルマネジメント製品一式を網羅した「easyMobility」パッケージの提供も行う。 (2011年4月19日付プレスリリースより)

低コスト型ラッチ「Beta Latch」
-2011年、低コスト型ラッチの新製品「Beta Latch」を開発。重さ300gで、同セグメントの従来品に比べて30%の軽量化を実現。開発は同社の中国エンジニアリングチームによって行われた。この「Beta Latch」は、中国カーメーカーが2012年に発売する車両に搭載される予定。 (2011年4月15日付プレスリリースより)

特許

-2013年10月時点で900件を超える特許を保有。.

設備投資

海外投資

<米国>
-2013年、ミシガン州Wixomの米国本社および工場に2百万ドルを投じる計画を発表。投資資金は新規設備の導入、オフィスの改装、新技術を展示するショールームの付設に充当される。同工場でのドアラッチモジュールの生産は2013年の35万個から2015年には150万個強に拡大する予定。売り上げも同期間に35百万ドルに拡大する見込み。従業員数はその後1年間で80名から120名に増える予定。(2013年3月4日付プレスリリース)

<ロシア>
-2013年、ロシア工場をタタールスタン共和国(ロシア連邦地域管轄区分のひとつ)に建設すると発表。同社初のロシア製部品は2013年末から生産開始。(2013年3月4日付プレスリリース)

<チェコ共和国>
-2005年1月、同社は、チェコでの生産能力を2倍にすることを決定。自動車用ロックシステムを生産するため、新工場の建物と機械類へ少なくとも26百万ドルの投資を予定している。この投資により、東ボヘミア地域に、1,100程度の新しい雇用を創出する見込み。Prelouc (東ボヘミア) 新工場建設は、2006年5月に始められ、生産開始は2006年の初めを計画している。