American Axle & Manufacturing Holdings, Inc. 2015年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ドル) |
2015年 12月期 |
2014年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 3,903.1 | 3,696.0 | 5.6 |
1) |
営業利益 | 358.1 | 267.6 | 33.8 | 2) |
要因
1) 売上高
-2015年12月期の売上高は、前年比5.6%増の3,903.1百万ドル。GMおよびFCAの北米における小型トラックおよびSUV向けに同社生産量が約5%増加したことが主な増収要因で、顧客に転嫁する金属価格の低下や為替のマイナス影響などを補った。
2) 営業利益
-2015年12月期の営業利益は、前年比33.8%増の358.1百万ドル。売上増加とともに売上高利益率も増加し、販売管理費の上昇が比較的抑えられたことが増益につながった。
受注
-2015年7月、GMの部品調達プロセス 「Strategic Sourcing Process (SSP)」 におけるサプライヤーに選出されたと発表した。これにより同社は、GMの次世代フルサイズトラックプログラム向けにアクスルとドライブシャフトを納入する。ライトデューティー用アクスルの約75%、ヘビーデューティー用アクスルとスチール製リアドライブシャフトの全量を同社が供給する見込み。(2015年7月31日付プレスリリースより)
-2016年から2018年の新規売上に貢献する受注残高は725百万ドル。
- 約75%は、乗用車、クロスオーバー車向けのAWDおよびRWD関連製品。
- 約60%は、GM以外の納入先。
- 50%以上は、米国以外の市場向け。
-2015年に供給を開始した製品は以下の通り:
- ポーランドのSwidnica工場で生産するJaguar Land Roverのグローバル乗用車向けフロント/リアドライブアクスル
- タイのRayong工場で生産するFordのグローバル小型トラック向けリアアクスル
- メキシコのGuanajuato工場で生産する日産のフルサイズピックアップトラック向けリアアクスル
2016年12月期の見通し
-2016年12月期の売上高は約40億ドルと予想している。
研究開発費 |
(単位:百万ドル) |
2015年12月期 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | |
合計 | 113.9 | 103.9 | 103.4 |
研究開発拠点
-8カ国12拠点のエンジニアリング開発センターを保有。
-2015年に米国デトロイトにあるAdvanced Technology Development Centerの移設を開始。
研究開発活動
-主な研究開発投資は以下の通り:
- 既存製品/将来製品の性能向上に向けた電子化
- ハイブリッド車 (HV) /電気自動車 (EV) 用システム
- 燃費向上、排ガス削減、NVH/パワー密度/トラクションコントロールの改善
設備投資額 |
(単位:百万ドル) |
2015年12月期 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | |
全社 | 193.5 | 206.5 | 251.9 |
-新規および増加受注案件に対応するため、大規模グローバルプログラムに投資するとともに、ERPシステムの更新などに投資。
-2016年12月期の設備投資額は、売上高の約6%となる見通し。