Xiangyang Automobile Bearing Co., Ltd. [襄陽汽車軸承股份有限公司 ] 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
2011年12月期 2010年12月期 増減率(%) 要因
売上高 873.15 787.61 10.86% 1)、2)
営業利益 20.96 21.59 (2.92%)
経常利益 26.94 26.07 3.34%
純利益 25.84 25.42 1.65


1)  等速ジョイントは奇瑞汽車の新型車で標準搭載されている。乗用車用ホイールハブベアリングなども含めて、中国5カ所の工場で生産。海外市場においても、同社売上高は2010年に続き好調に推移。特に欧州、インド市場では、ZXYブランドの軸受の売上高が増加している。現在、同社は海外自動車メーカー9社と安定した協力関係を持つとしている。(同社2011年年鑑より)


2) 2011年、同社は保有している「武漢博大電気有限責任公司有限公司」株式40%分を売却し、685万元の利益を獲得。(2011年4月8日付プレスリリースより)

合弁事業

- 同社は広東富華重工機械公司(Guangdong Fuwa Engineering Manufacturing Co.Ltd.)と共同で富華橋に軸受の完成品組立ラインを設立する。(同社2010年年鑑より)

 

組織再編

- 2009 年4月16日、同社は湖北省人民政府国有資産監督管理委員会や襄樊市人民政府、三環集団公司と「三環集団公司、襄陽汽車軸受集団公司再編合意書」に署名した。その協議によると、襄樊市国有資産監督管理委員が保有する襄軸集団の株式95%を三環集団に無償譲渡し、三環集団は今後2年間に襄軸集団への投資額が3億元に到達しない場合には、協議が廃止される。(2009年4月30日付プレスリリース)

開発動向

開発動向

- 2011年、同社は技術開発に前年比58.3%増の9533万元を投資した。

- 2011年、同社は次々と中国機械工業協会科学技術進歩二等奨や省級科学技術進歩三等奨、中国軸受工業協会「十一五」技術開発優秀成果奨(2件)、市級科学技術進歩奨(5件)を獲得。国家及び業界規則の作成に参加した。(同社2011年年鑑より)

設備投資

設備投資額

(単位:百万元)
プロジェクト名 予算 2011年12月期投資額 進度
等速ジョイント生産設備建設 79.76 18.50 -
新工場プロジェクト(工業園) 723.84 44.02 9%

国内投資

- 2011年5月28日、三環襄軸工業園の商用車用軸受工場と等速ジョイント工場の建設が施工。商用車用軸受工場と等速ジョイント工場は、全部で5つの建 物で建築面積は約74,215平方メートル。2012年上期より生産を開始する計画。(2011年6月15日付プレスリリースより)

- 2011年、同社は技術開発に前期比58.3%増の9533万元を投資。主にドライブシャフト工場に24台の新設備を導入し、等速 ジョイントの年間生産能力を72万基に拡大した。また、円錐ころ軸受工場においては、Chrysler向けのプロジェクト用に8つの生産ラインと4つの自動組立ラインを新設し、既に量産を開始している。円錐ころ軸受の年間生産能力を約300万セット増加した。2010年12月に新設した9つの生産ラインもすでに操業を開始。(同社 2011年年鑑より)


- 2010年、プロペラシャフト工場産能拡張プロジェクトが完了、量産を開始。

- 2010年、Chrysler向けトランスミッション用ベアリング生産ライン及び広東富華重工机械公司組立工場のベアリング生産ラインの設備購入が完了。