一汽解放汽車有限公司無錫柴油機分公司動向 2009

ハイライト

中国Ⅲ排ガス基準対応エンジンの生産

-2009年7月1日から3.5トン以下の軽型車は中国Ⅲ排ガス規制が適応されるが、同社は3種類の方式を採用した中国Ⅲ基準をクリアする軽型車用ディー ゼルエンジン各種を生産している。その3種類とは電子制御式単体ポンプ、電子制御式高圧コモンレール、電子制御式VEポンプ+EGR。いずれも国の認可を 受けたもので、一汽紅塔雲南汽車、哈尓濱軽型汽車、北汽福田汽車諸城奥鈴汽車廠、金杯汽車などに納入している。 (2009年6月付プレスリリースより)

中国Ⅳ排ガス基準対応ディーゼルエンジン

-9月に、同社の新しい自主開発ディーゼルエンジンCA6DLD-30E4試作機の点火に成功した。このディーゼルエンジンは排気量6.6リットル、定格 回転速度2,300rpm、定格出力220kw、最大トルク1,100Nm。1,800barの高圧コモンレール噴射システム、冷却EGRを採用。また増 圧系統に初めて2段過給を採用した。エンジン最大爆発圧力は180bar、中国Ⅳ排ガス基準に対応する。 (2009年9月18日付プレスリリースより)

天然ガスエンジンの量産開始

-自主開発した天然ガスエンジンの量産を開始する。この天然ガスエンジンは従来のディーゼルエンジンに匹敵する動力性能を持ちながら環境汚染物質の排出量を約40%引き下げることが可能。(2009年10月付プレスリリースより)

新生産ラインの完成

-同社が知的財産権を所有する重型ディーゼルエンジンCA6DM(11リットル)の生産ラインが2009年12月に完成。この生産ラインの主要設備はドイツから導入したもので1.5万基の年産能力を有する。(2009年12月付プレスリリースより)

開発動向

-R&Dセンターを保有。
-傘下の研究機関(2社)
・長春汽車研究所(Changchun Automobile Reseach Institute)
・無錫球墨鋳鉄研究所(Wuxi Spherical Graphite Cast Iron Institute)