一汽解放汽車有限公司無錫柴油機分公司 動向 2008

ハイライト

中国Ⅲ排ガス基準対応エンジンの生産増強
-中国政府は、2008年7月1日より全国の自動車メーカーが製造する新車に対し「中国III標準(ユーロIIIに相当)」導入の義務化の適用を開始。これに伴い同社は中国III排ガス基準対応エンジンの生産を増強。

奥威(Aowei)CA6DLシリーズの生産設備増強
-2008年6月、2005年10月から進めてきた中国Ⅲ排ガス基準対応ディーゼルエンジン奥威(Aowei)CA6DLシリーズの生産設備増強工事が完了。これにより同エンジンの年産能力は5万台となった。(2008年6月23日付プレスリリースより)

奥神(Aoshen)CA6DM2生産開始
-2008年12月、中国Ⅲ排ガス基準対応重型ディーゼルエンジン奥神(Aoshen)CA6DM2(11リットル)の生産を開始。このエンジンは奥威(Aowei)CA6DLエンジンの設計理念を継承し、燃費や環境保護面でさらに技術をを進化させたもの。国内で初めて4バルブオーバーヘッドカムシャフトを採用し、エンジンブレーキ技術、シリンダーヘッド2層構造ウォータージャケット設計など8つの特許を取得。また集中型冷却構造、フィルターモジュール化も採用しており、350、370、390、420馬力の4段階の出力をカバー。(2008年12月22日付プレスリリースより)

金龍聯合(蘇州)(King Long United (Suzhou))への供給
-2008年4月、江蘇省のバスメーカー「金龍聯合(蘇州)」への中国Ⅲ排ガス基準対応エンジンの納入が増加。2007年には75.5%だった金龍聯合(蘇州)における同社の中国Ⅲ対応エンジンのシェアは98%に上昇。(2008年4月15日付プレスリリースより)

開発動向

-R&Dセンターを保有。
-傘下の研究機関(2社)
 ・長春汽車研究所(Changchun Automobile Reseach Institute)
 ・無錫球墨鋳鉄研究所(Wuxi Spherical Graphite Cast Iron Institute)