MAHLE Holding (China) Co., Ltd.[馬勒投資 (中国) 有限公司] 2018年12月期の動向

新工場

-Mahleは、2017年5月、江蘇省常熟ハイテク産業開発区(Changshu New & Hi-tech Industrial Development Zone, Jiangsu)で新しいコンプレッサー工場の開業式を行った。この新しい工場は蘇州工場が移転したもの。生産施設が拡張され生産能力は倍増された。新工場は2015年8月に着工した。現在の従業員数は330名。生産設備だけでもすでに1.8億元が投資されている。今後数年間でさらに人員を増やし、追加投資もしていく計画である。(2017年5月17日付け各種リリースより)

-2016年5月、「東風貝洱熱系統有限公司 [Dongfeng Behr Thermal Systems Co., Ltd.]」は、十堰 (Shiyan) 新工場の運用を開始した。この新工場は2015年初めに着工、2016年4月末に完成した。工場敷地面積は約33,000平方メートル。第一期建設の床面積は12,000平方メートル。総投資額は35百万元。年産能力は冷却システム18万セット。(2016年5月20日付け各種リリースより)

-2015年7月、子会社「貝洱海拉温控系統(上海)有限公司[Behr-HellaThermo Control Shanghai Private Ltd.]」は申富路分廠[ShenfuPlant] を開設。主に自動車用エアコンコントローラーを生産。

-2015年6月、成都貝洱汽車熱系統有限公司[Chengdu Behr Thermal System Co., Ltd.]は成都で操業を開始した。同社は上海貝洱熱系統有限公司[Shanghai Behr Thermal System Co., Ltd.]が2013年2月に設立した完全子会社。新工場の総投資額は1.7億元。主にヒーター、エアコンを生産し、一汽VW、Volvo、Ford、長安スズキなどに供給する。(2015年6月19日付け各種リリースより)

-2015年5月、エアコンコンプレッサーメーカー「馬勒圧縮機(蘇州)有限公司 [MAHLE Compressor (Suzhou) Co., Ltd. ]」を設立。

子会社売却

-Bosch GroupMahle Groupは、合弁会社Bosch Mahle Turbo SystemsのFountainVest Partnersへの売却が完了したと発表。Bosch Mahle Turbo Systemsは2008年設立、ドイツのStuttgart、Blaichach、オーストリアSt. Michaelおよび中国上海に拠点を置く。従業員数は約1,300名で、乗用車、商用車、オフハイウェイ車両向けターボチャージャーを開発、製造する。売却に伴いBosch Mahle Turbo Systemsは社名をBMTS Technologyに変更する。新たな親会社となるFountainVest Partnersは、香港を本拠とするプライベート・エクイティ・ファンド。(2018年3月12日付プレスリリースより)

研究開発体制

名称 馬勒中国技術センター
[Mahle China R&D Center]
設立年 2005年
開業 2006年4月



-Mahle中国は江蘇省常熟ハイテク産業開発区(Changshu New & Hi-tech Industrial Development Zone, Jiangsu)に新しい研究開発センターを建設することで、同区と合意し、先ごろ投資協定書を結んだ。Mahleは2006年、上海に研究開発センターを建設し、6,000平方メートル近い実験室と200名近い研究開発者を擁している。常熟研究開発センターはその子会社として上海研究開発センターを補完する。新しい研究開発センターは馬勒圧縮機(蘇州)有限公司[MAHLE Compressor (Suzhou) Co., Ltd.]に隣接し、2020年6月までに完成する予定。馬勒圧縮機(蘇州)有限公司は工場第2期建設を終え、11月28日に運用開始を祝う式典を行ったばかり。さらに第3期建設の投資協定書も結んだところである。馬勒圧縮機(蘇州)有限公司は第2期建設により延べ床面積は13,000平方メートルから24,000平方メートルに拡張され、年産能力は100万台から150万台に増強された。第3期工場では電動コンプレッサーを生産する。(2018年12月3日付け複数メディア報道より)