MAHLE Group China [馬勒 (中国)] 2013年12月期の動向

ハイライト

新会社

-BoschとMahleの合弁会社Bosch Mahle Turbo Systems (BMTS)は、上海に全額出資子会社「博世馬勒渦輪増圧系統(上海)有限公司[Bosch Mahle Turbo Systems (Shanghai) Co., Ltd.]」を設立。新合弁会社はMahle上海拠点内に置き、現在工場を建設中である。工場の敷地面積は約5,000平方メートル。初期段階では主に中国市場向けターボチャージャーとガソリンエンジンを生産する。BMTSオーストリアとドイツの人員100名を新合弁会社に配置し、2014年第一四半期に操業を開始する予定。年産能力はターボチャージャー100万台。(2014年2月14日付け各種リリースより)

ラインオフ

-2013年12月、Mahleの子会社「馬勒活塞環 (営口) 有限公司[Mahle Piston Rings (Yingkou) Co., Ltd.]」は2013年で累計10百万個目となるピストンをラインオフしたと発表。同社は、2018年にはピストンの年産量を18百万個まで増やしてゆく計画。ピストンリング、ベアリングブッシュなどの生産も拡大し、年間売上高17億元超を目指すとしている。(2013年12月12日付け各種リリースより)

子会社の2012年12月期業績

-子会社の「馬勒東炫滤清器 (天津) 有限公司[Mahle Donghyun Filter Systems Co., Ltd.]」は最近5年間に20%増程度の売上を継続。2012年、天津工場だけで5.47億元の売上を達成、前年度より25.7%増加。馬勒東炫滤清器 (天津) 有限公司は主に上海GM、一汽VW、華晨BMW、瀋陽三菱、シトロエンなどに納入している。(2013年2月22日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-2006年4月、Mahleの中国テクニカルセンター をMahleの中国本部「馬勒技術投資(中国)有限公司 (Mahle Technologies Holding (China) Co., Ltd.)」内に開設。同センターは中国工場の製品開発、販売、人材、IT、経理などに対応し、ローカル需要に応える設計に注力。同センターはデザイン、部品テスト、エンジンテスト、電子部品、科学実験室などを保有。2012年11月13日付け、第2期建設が完成。今回の拡張により約9,000平方メートルの研究所およびオフィススペースが追加されることになる。

名称 馬勒中国技術センター
[Mahle China R &D Center]
設立年 2005年
開業 2006年4月

設備投資

国内投資

-Mahleは、武漢に自動車用フィルターの生産拠点を新たに建設すると発表。総投資額は75百万ユーロ。2014年7月竣工、稼働を開始する予定。エアフィルターの他にも、インテークマニホールド、エンジンシリンダーヘッドカバー、オイルクーラーなど自動車フィルターシステムおよびエンジン周辺部品を生産する計画。製品は神龍汽車、東風日産、東風ホンダ、ルノー、GMなどに供給する。(2013年10月31日付け各種リリースより)

-2014年、中国とインドネシアにある4ヵ所の新工場が生産開始。