South China Tire & Rubber Co., Ltd. [広州市華南橡胶輪胎有限公司] 2015年3月期の動向

近年の動向

-2016年3月、子会社「広州豊力橡膠輪胎有限公司 [Guangzhou Fengli Rubber & Tire Co., Ltd.]」は社名を「万力輪胎股份有限公司 [Wanli Tire Co., Ltd.]」に変更し、IPO (新規株式上場) を目指すと発表。同社は2004年12月、広州万力集団有限公司と広州市華南橡膠輪胎有限公司の共同出資により設立された。2005年7月29日に定礎式を行い建設を開始、2006年9月15日に高性能タイヤを初めてラインオフした。現在同社の登録資本金は445百万元。累計1,300百万元の資金を投じてきた。年産能力は6百万本。年産高は1,000百万元に上る。(2016年3月30日付け各種リリースより)

-2016年2月、傘下の万力輪胎本社は、広州市従化区鰲頭鎮万力路3号 (No.3, Wanli Road, Aotou Town, Conghua District, Guangzhou) に移転した。万力輪胎は番禺工場での生産を徐々に減らし、2016年12月31日までに全面的に停止するとしている。(2016年2月6日付け各種リリースより)

研究開発施設

-2006年、同社の検査センターは中国実験室国家認可委員会 (CNAS) の認可を取得し、国家レベルの検査センターとなった。

新製品

-2015年7月、万力 (Wanli) ブランドからスポーツタイヤシリーズSA302、防爆タイヤシリーズSA302、軽トラック用タイヤSL106の新製品3種を発表。スポーツタイヤ SA302は優れたハンドリング性能と耐摩耗性、快適なドライビングが特徴。滑りやすい路面でその性能を更に発揮するとしている。防爆タイヤSA302はランフラットタイヤ仕様になっており、パンクした状態でも最大時速80kmで80km以上の走行を可能とする。(2015年7月14日付けプレスリリースより)

国内投資

-2015年8月、広州従化市鰲頭工業区 (Guangzhou Conghua Aotou Industrial Zone)で、年産10百万本の万力ブランド乗用車用グリーンエコ高性能タイヤ工場の稼働開始を祝う式典を行った。この建設総投資額は2,006百万元。床面積は162,418平方メートル。年間生産高は2,214百万元に達する見込み。(2015年8月10日付けプレスリリースより)

-2015年2月、子会社「広州豊力橡膠輪胎有限公司 [Guangzhou Fengli Rubber & Tire Co., Ltd.]」と江淮汽車 (JAC) が共同出資して合肥市長豊県 (Changfeng County, Hefei) に設立した「合肥万力輪胎有限公司 [Hefei Wanli Tire Co., Ltd.] は、トラック用グリーンエコラジアルタイヤ生産工場建設の定礎式を行った。工場敷地面積は333,350平方メートル。投資総額は20億元。2015年6月に着工し、2016年12月竣工予定。完成後はスチールラジアルタイヤ2百万本の年産能力を備えるとしている。(2015年2月12日付けプレスリリースより)