CITIC Dicastal Co., Ltd. [中信戴卡股份有限公司] 2013年12月期の動向

ハイライト

実績

-2013年のアルミホイールの生産数量が30百万本超、販売数量は7百万台分となったと発表。販売数量に関しては、前年に引き続き世界首位を保っ た。(2013年12月18日付け各種リリースより)

受注

-子会社「濱州盟威戴卡輪轂有限公司」はBMWのサプライヤー審査に合格し、正式にBMWのサプライヤーになったと発表した。(2013年3月20日付け各種リリースより)

稼動開始

-全額出資子会社「中信戴卡寧波輪轂製造有限公司」は、2013年12月にアルミ合金ホイール生産ラインの稼働を開始すると発表。同社は2012年11月設立、資本金2億元。敷地面積は約134,000平方メートル。年産能力は2百万本。年間生産高は10億元に達する見込み。(2013年12月13日付け各種リリースより)

開発動向

研究開発体制

-テクニカルセンターを保有(1993年2月設立)。2005年に、国家発展改革委員会より国立研究開発センターとして承認された。

-海外においても、欧州、北米、日本にテクニカルセンターを保有する。同社は中国のホイールメーカーとして初めて、世界の自動車メーカーと共同開発を行っている。共同開発プロジェクトは2015年まで行う予定。

-同社が中心となって建設する「河北省軽合金鋳鍛造エンジニアリング技術研究センター」が2013年9月13日、河北省科学技術庁、財政庁、発展改革委員会の専門家による合同予備審査に合格し、河北省のエンジニアリング技術開発センター建設計画に組み入れられたと発表。(2013年9月27日付けプ レスリリースより)

開発成果

-同社が主導して制定したホイール衝撃試験の新しい国家標準規格GB/T15704-2012 (軽合金ホイール衝撃試験方法) が正式に実施されることになったと発表した。同社はこれまでもホイールの国家標準規格制定に参与しており、今回実施されることになった規格は5つ目とな る。(2013年9月15日付けプレスリリースより)

技術提携

-同社は2013年12月、天津大学材料学院および河北工業大学材料学院と「新型アルミニウム合金の変質」に関する共同研究の契約を結んだと発表。三者は、新しい非晶質の材料の変質について研究し、それを利用した細化剤を開発する計画。より細かい組織で、より均一な成分の軽量高強度のアルミニウム合金を開発する。(2014年1月23日付け各種リリースより)

設備投資

国内投資

-2013年11月、秦皇島市経済開発区の中信戴卡産業園内に軽合金鋳造部品を生産する子会社「凱斯曼秦皇島汽車零部件製造有限公司 」を設立。建設中の工場敷地面積は6.67万平方メートル、工場建屋面積は約3万平方メートル。完成は2014年9月の予定。年産能力は2万トンとなる見込み。 (2013年11月13日プレスリリースより)

-子会社「三門峡戴卡輪轂製造有限公司」はホイール増産のための設備投資プロジェクトが完了したと発表。投資額は32百万元。これにより、同社の年産能力は60万本増加し、4百万本となった。 (2013年9月11日付け各種リリースより)

-子会社「秦皇島戴卡興龍輪轂有限公司」は、年産能力1.8百万本の高強度軽量アルミ合金ホイールの工場建設に着手したと発表。プロジェクトの総投資額は2.4億 元。2015年の稼働開始を予定している。(2013年7月31日付け各種リリースより)