Changchun Yidong Clutch Co., Ltd. [長春一東離合器股份有限公司] 2011年12月期までの動向

ハイライト

業績

(百万元)
  2011年12月期 2010年12月期 増減率(%) 要因
売上高 750.95 717.71 4.63%

-労務費削減、経営管理の効率化

営業利益 61.00 40.71 49.84% -
経常利益 62.34 41.38 50.65%
純利益 41.62 33.72 23.43%

受注

- ロシアAutomobile Plant ZIL向けに「DS348R10」クラッチカバーASSYおよび「DS340R14」クラッチディスクASSYを供給。(2012年3月28日付けプレスリリース)

認定

- 2011年11月、長春一東離合器股份有限公司とブラジルVWが共同開発した200件の製品に対し、VWは技術審査を行った。それにより、長春一東離合器股份有限公司の技術力が承認され、VW向け製品設計や供給の資格を取得。(2011年11月10日付けプレスリリース)

提携

- 2010年10月、親会社吉林東光集団はオーストラリアNTCと戦略的提携の協議書及び製品技術提携の契約書を結んだ。東光集団はこの提携によりカーエレクトロニクスとコントロール分野へ参入し、国際市場への進出を狙う。NTCは自動車、船舶などのトランスミッションシステムの設計、開発会社で世界のメーカーに技術を提供している。(2010年10月20日付各種リリースより)

受賞

- 2011年1月、瀋陽新光華晨汽車発動機有限公司(Shenyang Xinguang Brilliance Automobile Engine Co., Ltd.)の2010年優秀サプライヤー賞を受賞した。(2011年1月17日付けプレスリリースより)

- 2010年12月、北京福田環保動力、北方奔馳より「ベストサプライヤー賞」を取得。その他にも、一汽解放公司より「ベスト品質のサプライヤー賞」、重慶長安より「ベスト品質・リスクなし賞」などで表彰された。(2011年6月5日付けプレスリリース)

開発動向

研究開発体制

- 吉林省汽車零部件研発中心有限公司(同社10%、長春一汽富維汽車零部件股份10%、中国第一汽車集団公司テクニカルセンター10%、富奥汽車零部件股份有限公司10%、吉林大学50%及び長春旭陽工業集団股有限公司10%、6社出資の合弁会社。)

製品開発

- 2010年、7件の特許を出願
- 同社は2011年に3件の技術特許を申請し、またOEMメーカーと共同開発を行った。新製品のうち、30製品のOTSサンプルを提供。7製品は販売が開始され、11製品は量産されている。R&Dへの投資額は2857万元。(2011年度同社の年鑑より)

設備投資

設備投資額

(単位:百万元)
主なプロジェクト 資金 予定
投資額
本年度
の投資
投資済額の
対予算比率
進捗状況
クラッチ250万セットの生産体制 自己資金 23.63 11.49 - 完了
クラッチ360万セットの生産体制 自己資金 52.02 7.17 15% 建設中

国内投資

- 長春一東離合器股份有限公司は市場の需要に対応し、設備投資を行い、クラッチの生産能力を360万セットに拡大する。投資金額は5202万元。2013年完成予定。完成後、売上高が25523万元増で、営業収益が5616万元増 となる見通し。(2011年6月1日付けプレスリリース)

- 2010年7月募集株式による調達資金の用途を変更すると発表した。乗用車用クラッチ半自動組立ラインに投資する予定であった520万元をクラッチ生産能力増強の設備投資の一部に振り替える。能力増強投資の総額は2,363万元で生産能力を250万セットに引き上げる。2011年稼働開始予定。(2010年7月9日付会社公告より)