Martinrea International Inc. 2008年12月期の動向

ハイライト

受注

2008年度
-GM向け世界共通小型成形部品
-次期型Ford C-1車体(Focus とEscape)のエンジンクレードル
-日産の新型商用車バン向け新規メタリック製品(生産開始は2010年)
-次期型Jeepのフロントエンドレインフォースメント(ティア1サプライヤー経由で納品予定)
-GM Epsilonに小型自動車用フルイド製品
-Paccar and Cummins Engineから初受注
-Ford Transitの新車にメタリック製品を受注
-Ford Super Duty ピックアップの次期型モデルに新たな部品供給契約
-メタル成型部品とフルイド系統製品を次期型Jeep Grand Cherokee向けとして受注
-トヨタ紡織から初受注
-VWから初受注

開発動向

研究開発拠点

-Manchester(米国ミシガン州)にテクニカルセンターを保有。

技術提携

車載水素生成システム「Hydrogen Generating System (HGS)」
-2005年2月、水素エネルギー発電技術会社のHy-Drive Technologies Ltd., とのライセンス契約に調印したと発表。両社は、Hy-Driveとその前身の会社が開発した独自の特許技術にもとづき、自動車及び小型トラック用の車載水素生成システム「Hydrogen Generating System (HGS) 」を共同開発する。 HGSは水素ガスを発生させ、微量の水素ガスを通常の内燃エンジン燃焼室に噴射して濃縮燃料と空気との混合ガスをつくり、急速に燃焼させる。
Hy-Drive社のHGSは、これまで各種エンジンに対して幅広く行ってきた広範囲に及ぶテストやトライアルにおいて、燃費節約、一酸化炭素・窒素酸化物・粒状物質の削減などで高い実績を示してきた。両社は現在のHGSの改善に重点をおき、自動車用に同システムのサイズ縮小も検討する。契約により、 同社はHy-Driveが開発した技術を全世界で自動車向けに開発するライセンスを取得した。

独自技術
ESC (Engineered Structural Components)
P-CAP(R) (Pilot Conductive Anti-Permeation)
E-P-CAP(R) (Elastomeric Pilot Conductive Anti-Permeation)
P-TEC(R)
ZLT(R) (Zero Leak Technology)
ハイドロフォーミング、スペースフレーム生産、およびフルイドストレージ用車体フレーム活用など。

設備投資

設備投資額

(単位:百万カナダドル)
  2008年12月期
全社 66.4

2008年度
-スロバキアでは工場建設が終了。2009年度中に操業開始を予定。
-ミシシッピー州Tupelo工場の拡張工事が終了。
-メキシコEstampados工場では増産。
-ミシガン州のManchester工場ではフルイドシステム製品の統合が終了。
-オンタリオ州のAjax工場では新規生産ラインの設置が完了Chevrolet Camaro向け部品の生産を2009年初頭より開始。