Rieter Holding Ltd. 2008年12月期の動向
ハイライト
業績
(単位:百万スイスフラン) | 2008年12月期 | 2007年12月期 | 増減率(%) | 要因 |
全社 | ||||
売上高 | 3,142.5 | 3,930.1 | (20) | - |
営業利益 | (312.1) | 278.7 | - | |
自動車部門 | ||||
売上高 | 2,022.1 | 2,363.3 | (14) | 下記参照 |
営業利益 | (251.0) | 91.6 | - |
要因
-自動車部門の2008年度売上高は20億2,210万スイスフラン。名目売上は対前年比で14%のマイナス、現地通貨ベースでは10%のマイナス。
-年度前半で原材料費の高騰とエネルギー費用の影響を受け出荷量が減少したことで、売上高に大きな影響を及ぼした。
-市況に応じた体制づくりと利益率の向上を目的としたアクションプランを実施すると同時に自社開発したRieter Ultra Silent技術を織り込んだ量産計画の立ち上げも行った。
リストラクチュアリング
-自動車部門ではコスト構造改善のため広範囲にわたる施策を実施。
-複数の工場閉鎖: St. Joseph市(米国ミシガン州)の工場とBarcelona市(スペイン)の2工場を閉鎖し、大規模な生産工場に統合。
-ドイツのBebra工場も閉鎖予定。
-フランスでは生産ラインの統合と改編の実行プランが大幅に前進。
開発動向
研究開発費
研究開発体制
-Winterthurの中央研究センターでは各製品および材料並びに音響・サーマルマネジメントに関する研究開発を行い、これ以外にも9箇所の音響研究所を運営。
製品開発
-Rieter Ultra Silent(RUS)は安定した音響特性を持ち、市場性が高い。Rieter Ultra Silentは、メリットの1つとしてリサイクル可能であることが挙げられる 。また、類似特性を持つ既存の製品とは対照的に、ガラス繊維が含まれていない。
この材料は同社の繊維部門と自動車部門の共同で開発し、非常に軽量で耐熱性に優れ、自動車設計の 各要件を満たすことから、車両のさまざまな部品に使用できる。 自動車部門では、Rieter Ultra Silentを用いた製品で初の大口受注を獲得した。
(単位:百万スイスフラン) | 2008年12月期 | 2007年12月期 | 2006年12月期 |
合計 | 122.3 | 141.1 | 144.8 |
研究開発体制
-Winterthurの中央研究センターでは各製品および材料並びに音響・サーマルマネジメントに関する研究開発を行い、これ以外にも9箇所の音響研究所を運営。
製品開発
-Rieter Ultra Silent(RUS)は安定した音響特性を持ち、市場性が高い。Rieter Ultra Silentは、メリットの1つとしてリサイクル可能であることが挙げられる 。また、類似特性を持つ既存の製品とは対照的に、ガラス繊維が含まれていない。
この材料は同社の繊維部門と自動車部門の共同で開発し、非常に軽量で耐熱性に優れ、自動車設計の 各要件を満たすことから、車両のさまざまな部品に使用できる。 自動車部門では、Rieter Ultra Silentを用いた製品で初の大口受注を獲得した。
設備投資
設備投資額
地域別設備投資額
海外投資
-中国、上海にR&Dセンターを開設。
防音、熱管理に関する技術拠点として、中国を含むアジア地域の顧客に技術サポートを提供する。また、グループが欧州および米国で運営するR&Dセンターと連携し、アジア以外のグローバル市場向けのプロジェクトにも対応する。(2008年5月12日付プレスリリースより)
-その他海外投資:
-インドの第2工場建設の準備作業を2008年度に開始。
-韓国で初の生産工場建設が完了。
-1990年代に稼働したチェコのChocen工場の設備拡張が2008年度内に完了。
(単位:百万スイスフラン) | 2008年12月期 | 2007年12月期 | 2006年12月期 |
自動車部門 | 85.3 | 112.4 | 121.3 |
全社 | 140.9 | 203.5 | 186.2 |
地域別設備投資額
(単位:百万スイスフラン) | 2008年12月期 | 2007年12月期 |
欧州 | 85.4 | 128.6 |
アジア | 34.3 | 34.4 |
北米 | 16.9 | 37.3 |
ラテンアメリカ | 4.2 | 3.1 |
アフリカ | 0.1 | 0.1 |
合計 | 140.9 | 203.5 |
海外投資
-中国、上海にR&Dセンターを開設。
防音、熱管理に関する技術拠点として、中国を含むアジア地域の顧客に技術サポートを提供する。また、グループが欧州および米国で運営するR&Dセンターと連携し、アジア以外のグローバル市場向けのプロジェクトにも対応する。(2008年5月12日付プレスリリースより)
-その他海外投資:
-インドの第2工場建設の準備作業を2008年度に開始。
-韓国で初の生産工場建設が完了。
-1990年代に稼働したチェコのChocen工場の設備拡張が2008年度内に完了。