LISI Group (LISI AUTOMOTIVE) 2014年12月期の動向
業績 |
(単位:百万ユーロ) |
2014年 12月期 |
2013年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
グループ | ||||
売上高 | 1,306.5 | 1,149.0 |
13.7 | - |
EBITDA | 193.2 | 178.9 | 8.0 | - |
自動車部門 | ||||
売上高 | 448.3 | 422.2 | 6.2 | 1) |
要因
1) 自動車部門
-2014年12月期の自動車部門の売上高は前年比6.2%増の448.3百万ユーロと過去最高を記録。純粋な自動車事業に限れば、売上高は約7%増となる。ドイツ勢をはじめとするOEMの好調が寄与。フランスのPSA、ルノーの復調もプラス要因となった。
-2014年はステアリングシステム、サスペンションシステム、ブレーキ、シート、シートベルトファスナー向けの安全部品が好調、10百万ユーロの新規受注を獲得した。
買収
-2014年1月、LISI AUTOMOTIVE SASが13.3百万香港ドル (1.2百万ユーロ) でLISI Jiehua Automotive Co. Ltd.の非支配株主持分を取得。この結果、LISI Jiehua Automotiveに対するグループの持株比率は75%から100%となった。LISI Jiehua Automotiveは中国上海でVWなどにねじを供給している。
事業再編
-フランスのThiant工場を閉鎖し、生産を同じくフランスのDasle工場とLa Ferte Fresnel工場に移管。
見通し
-2015年はルノーの新型プラットフォーム (「Espace」、「Laguna」、「Megane」) 向けの新規受注によりクリップ事業が下期に大きく伸びる見通し。
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2014年12月期 | 2013年12月期 | 2011年12月期 | |
グループ | 21.5 | 18.9 |
22.7 |
売上に占める割合 | 1.7% | 1.7% | 2.1% |
研究開発分野
-研究開発は以下の4つの分野に注力。
- スタンドアローン・ビークル:センサー、レーダー、カメラなどの車載用電子機器向けのねじの開発。
- ドライバーセーフティ:ブレーキ用や歩行者エアバッグなどの次世代エアバッグ向けの開発。
- 車両軽量化:新複合材の導入。高級車向けの樹脂製部品やアルミ製部品の開発。
- 生産性:ねじのアセンブリの改善、カーメーカーの標準化プログラムへの参加。
R&D拠点
-2014年夏にGrandvillarsにリサーチセンターを新設。本社の新社屋の1階にあり、複数のラボを持つ。
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2014年12月期 | 2013年12月期 | 2012年12月期 | |
自動車部門 | 34.7 | 32.1 | 28.0 |
各種データ
部門名 | 2014年12月末 | 2013年12月末 | 2012年12月末 |
Aerospace (航空宇宙部門) | 6,957 | 5,604 |
5,205 |
Automotive (自動車部門) | 3,186 | 3,143 | 3,213 |
Medical (医療部門) | 538 | 474 | 475 |
Holding (持株部門) | 20 | 18 | 16 |
合計 | 10,701 | 9,239 | 8,909 |
売上高 |
(単位:百万ユーロ) |
2014年 12月期 |
2013年 12月期 |
2012年 12月期 |
2011年 12月期 |
2010年 12月期 |
|
グループ | 1,306.5 | 1,149.0 | 1,081.3 | 925.1 | 776.7 |
自動車部門 | 448.3 | 422.2 | 426.6 | 446.3 | 401.3 |
部門別売上構成 |
(単位:百万ユーロ) |
2014年12月期 | 2013年12月期 | 2012年12月期 | |
Aerospace (航空宇宙部門) | 788.1 | 663.9 | 591.7 |
Automotive (自動車部門) | 448.3 | 422.2 | 426.6 |
Medical (医療部門) | 71.1 | 64.1 | 64.8 |
その他 | (1.0) | (1.3) | (1.8) |
合計 | 1,306.5 | 1,149.0 | 1,081.3 |