HASCO Vision Technology (Shanghai) Co., Ltd.[華域視覚科技(上海)有限公司] (旧上海小糸車灯有限公司) 2022年12月期の動向

子会社

-同社は、華域視覚科技(武漢)有限公司研発中心（武漢R＆Dセンター）を湖北省武漢市の江夏経済開発区に開設したと発表した。この武漢R＆Dセンターは中国の自動車のスマート化技術に注力する拠点で、設計、研究開発、テスト、生産を一体化したプラットフォームとして機能する。（2023年1月13日付け華域視覚のWeChat公式アカウントより）

-同社は、常熟経済開発区で自動車用インテリジェントビジュアル製品と車載電子機器の研究開発及び生産を行う拠点を新たに建設し、華域視覚科技(常熟)有限公司を設立すると発表した。（2023年2月複数メディア報道より）

製品開発

-2022年、同社はDLP (Digital Light Processing) 技術の新世代へのバージョンアップを行ったほか、世界初となるSLIMモジュール技術を開発した。なお、AR-HUD、サラウンドインタラクティブプロジェクション技術 (SIDP)、CMS電子リアビューミラーなどにおいて研究開発を行っている。(2023年1月6日プレスリリースより)

展示会出展動向

-2021年の上海モーターショーにおいて、PMLプログラマブルインテリジェントDLPヘッドライト及びISC技術を備えたテールライトを展示。インテリジェントセントラルコントロールシステムによって連携し照明システムを実現するという。（2021年4月20日付リリースより）

-第17回自動車ランプ産業発展技術フォーラムと第8回上海国際自動車ランプ展示会(ALE)に参加。同社の技術専門家により、CMS電子リアビューミラー製品及びグリルライトの開発が紹介された。同時に、「智己L7」向けメガピクセル DLPデジタルプロジェクションヘッドライト、Zeekr 001向け多結晶LED一体型テールランプ、Audi e-tron GT向けV字型LEDテールランプ、VW ID.6x向けLEDパラレルフローライトテールランプ、キャデラック「リリック(Lyriq)」向けSLIMモジュール技術およびその他の製品・技術などが展示された。 (2022年1月12日プレスリリース)
　

研究開発体制

-上海自動車検査認証＆テックイノベーションセンター [Shanghai Motor Vehicle Inspection Certification & Tech Innovation Center Co., Ltd.] と戦略的協定を締結。（2021年7月27日付リリースより）

名称	設立年	概要
上海市智能汽車灯具工程技術研究中心 [Shanghai Intelligent Automotive Lamps Engineering Research Center]	2018年6月	-自動運転や自動車照明分野向けの新製品及び技術等の研究開発を行う。
華域視覚科技(上海)有限公司技術中心 [HASCO Vision Technology (Shanghai) Co., Ltd. R&D Center]	2001年10月	-自動車ランプに関連する研究開発を行う。 -技術開発部、金型部門、生産技術部の3部門からなる。 -中国の清華大学、復旦大学、上海理工大学など多数の大学と新技術、新光源、新素材などの共同研究開発を実施。

-Yanfeng International Automotive Technology Co., Ltd. (Yanfeng Automotive) のドアおよび外装トリム部門と「外装トリム照明における戦略的協力協定」を締結し、共同で事業開発モデルの拡大、業務効率改善、企業競争力強化を図る。（2023年2月16日同社の公式HPより抜粋）