Camel Group Co., Ltd.[駱駝集団股份有限公司] 2020年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2020年12月期 | 2019年12月期 | 増減率 (%) | 要因 | |
売上高 | 9,639.82 | 9,023.4 | 6.83 | -第1四半期において新型コロナウイルスの影響を影響を受けたものの、第2四半期で回復に転じ、前年比増で推移した。 -乗用車および商用車ハイエンドクラス市場で新規顧客を獲得。 -鉛蓄電池の年間生産・販売量は過去最高を更新。 売上高は前年同期比14.34%増。 |
営業利益 | 830.94 | 650.0 | 27.84 | |
税引前利益 | 821.26 | 639.8 | 28.36 | |
純利益 | 721.82 | 604.3 | 19.46 |
中国国内市場
-乗用車および商用車のハイエンド市場の開拓に注力、一汽Audi、Lincoln、ホンダ、SAIC GM、マツダ、福田Daimlerなどのハイエンド向けに製品を供給。乗用車向けスタートストップバッテリーにおいては高水準の成長率を継続。商用車向けではパーキングエアコン向けバッテリーの生産能力を拡大し、一汽解放、柳州商用車、三一グループ、江淮汽車、北汽福田、中国国家重型トラックへ供給した。
海外市場
-新型コロナウイルスの感染拡大の状況下において、同社はオンラインでの展示会出展、オンラインでの販売を行うことで新規の顧客開拓を行った。2020年12月期において、同社は海外向け販売数を拡大し、新たに29の輸出先地域を獲得。海外向け売上高では、北米地域向けが45%を占めた。
受注
-同社の中国国内における鉛蓄電池スターターバッテリーの市場シェアは48%。主にVW、Ford、ホンダ、長安、吉利などに向け製品を供給。2020年12月期、新規に6モデルが量産されたほか、20以上のモデルに供給に新たに供給を開始、OEM向け売上は前年同期比16.4%増となった。
製品開発動向
-2020年3月、新エネルギー車市場の低圧補助電池需要に対し、高エネルギー密度かつ高速充電可能、放電深度の高い新エネルギー車補助バッテリーの販売を開始した。新エネルギー車の仕様に応じたサイズ等の変更が可能で、極板の処方及び硬化プロセスを最適化しサイクル寿命を向上させるほか、補助電池の充電速度向上などの特徴をもつ。(2020年3月23日付けリリースより)
工場建設
-同社とクロアチアのRimac Automobiliとの合弁会社である中克駱瑞新能源科技有限公司[Camel & Rimac New Energy Technology Co., Ltd.]は、第一期工事を完了した。これによるドライブシステムの生産能力は年間50,000セット。 (2020年のアニュアルレポートより)
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
2020年12月期 | 2019年12月期 | 2018年12月期 | |
研究開発費用 | 390.51 | 573.9 | 382.8 |
売上高に占める割合(%) | 4.05 | 6.4 | 4.2 |
-2020年末現在、同社は研究開発員956名を保有、総従業員の13.84%を占めている。
開発拠点
名称 | 業務内容 | 所在地 | 設立年 | 議決権の所有割合(%) |
駱駝集団蓄電池研究院有限公司 旧:湖北駱駝蓄電池研究院有限公司 |
新エネルギー動力リチウムイオンバッテリーの技術開発、生産など | 湖北省 襄樊市 |
2004年 | 100.00 |
駱駝集団武漢光谷研発中心有限公司 | リチウムバッテリー、燃料バッテリー及び新型バッテリー、材料、エネルギーストレージバッテリーの開発、試作など | 湖北省 武漢市 |
2016年 | 100.00 |
特許
-2020年12月末時点において、同社は発明特許82件、実用新案特許595件、意匠権42件を含む特許719件を取得。さらに、新エネルギーの分野では特許110件を取得しており、111件が出願中。