Leaf (Nissan)

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2023年12月08日(金)

・12月7日付の複数の米国メディアの報道によると、米国で販売されている電気自動車(EV)のうち、中国およびその他の懸念される外国企業(FEOC)で生産されたバッテリー材料が使用されたモデルは、2024年1月1日より7,500ドルの全額連邦税額控除の対象外となると報じられた。

・最も注目が集まっているモデルは電気SUVのフォード「マスタング マッハE (Mustang Mach-E)」で、現在3,750ドルの部分的税額控除が適用されている。フォードは、正確な理由は明らかにされていないとしているものの、2024年からこのモデルが税額控除の対象になることはないと断言している。

・一方、EVセダンのテスラ「Model 3」、特にRWDとロングレンジバージョンは、新ルールでは半額の3,750ドルしか受けとれない。コンパクトハッチバックの電気自動車(EV) 日産「リーフ(Leaf)」とコンパクト電気SUVのVW 「ID.4」も同様に影響を受ける可能性があるという。

・抜け穴があるため、EVをリースする場合、7,500ドルの税額控除の恩恵を受けることができる。フォードは、これを利用したインセンティブやリースの提供を検討しているという。

・「懸念される外国企業には、中国 (世界で供給されているEV用バッテリーセルの約70%を占める)、ロシア、北朝鮮、イランなどの国が含まれる。

・米国の議員たちは、インフレ抑制法(IRA)は米国を中国依存から脱却させ、米国内に新たなハイテク雇用を増やすためのものだと主張している。多くのOEMやサプライヤーが、IRAの恩恵を求め米国に拠点を開設している。

Multiple sources from December 7, 2023

2023年12月01日(金)

・11月30日付の米国の複数メディア報道によると、日産は電気自動車(EV)「リーフ(Leaf)」の次世代モデルを北米で生産しないという。

・現行型「リーフ」の米国での生産は2025年に終了する予定。

・日産は次世代型「リーフ」を英国市場向けに英国・サンダーランド(Sunderland)工場で生産すると発表しているが、輸出計画についてはまだ発表されていない。

・米国向け「リーフ」について日産の広報担当であるBrian Brockman氏は、「将来の製品ラインナップについて追って詳細をお伝えできることを楽しみにしている」と述べている。

・「リーフ」が輸入される場合、北米製EVに適用される最大7,500ドルの米国インフレ抑制法の税額控除の対象から外れることになる。

・2025年春に米国に導入されると販売店が予想する新型「リーフ」は、スポーツユーティリティのスタイリングを採用するとともに、航続距離を現行モデルより25%延長するという。

・また、日産のコンパクトクロスオーバー電気SUV「アリア(Ariya)」やルノーのクロスオーバー・ハッチバック「メガーヌE-Tech (Megane E-Tech)」と同じCMF-EVプラットフォームを採用する予定。

・日産は米国で、敷地面積470万平方フィート(約44万平方メートル)のミシシッピ州キャントン(Canton)工場に5億ドルを投資し、少なくとも4モデルのEVを生産する計画。

・ただ、全額税額控除の対象となる最初の日産のEVが米国の販売店で発売されるのは早くとも2026年移行になるという。

・サプライヤーからの報告によると、日産はキャントン工場でのEVセダン2モデルの生産開始を約3カ月遅らせている。

(multiple sources on November 30, 2023)

2023年11月24日(金)

・日産は11月24日、英国工場で生産される3モデルすべてが将来電気自動車(EV)になると発表した。日産の将来の生産の青写真である、サンダーランド(Sunderland)の「EV36Zero」プロジェクトは、3つのEV、3つのギガファクトリー、累計で最大30億ポンド(約5,630億円)の投資で構成される。

・投入する3つの新型EVは、クロスオーバーSUV「キャシュカイ(Qashqai)」のEVモデル、コンパクトクロスオーバーSUV「ジューク(Juke)」のEVモデル、「リーフ(Leaf)」の次期型モデルで、それぞれジャパンモビリティショーで公開した「ニッサン ハイパーアーバン」、同「ニッサン ハイパーパンク」、2021年に発表した「NISSAN CHILL-OUT」から着想を得ている。

・日産の今回の投資には、本日発表した2つの新型モデルの研究開発および生産と、英国事業および広範なサプライチェーンへの最大11億2,000万ポンドの投資が含まれ、設備や生産工程の改善、技能訓練、サプライヤーへの工具提供などが行われる。

・今回の投資は、2021年に発表した「EV36Zero」設立のための日産とパートナー各社による10億ポンドの投資プロジェクト(新型電気SUV、AESCのバッテリー工場、サンダーランド市議会主導のマイクログリッド)を踏まえたもので、新型EV第2弾および第3弾の追加は、ギガファクトリーの増設やインフラプロジェクトへのさらなる投資と合わせて、最大20億ポンド(約3,750億円)の追加投資となる。

・なお、日産が主導し、ベッドフォードシャー州クランフィールドにある日産テクニカルセンター・ヨーロッパの技術的知見とゼロ・エミッション車の研究開発能力を強化する3,000万ポンドの共同プロジェクトに、英国政府は1,500万ポンドの資金を提供した。

日産のリリース1/2