・日産自動車は3月10日、日本におけるモビリティサービスの開始に向けて、市街地においては日本初となる、運転席が無人の状態での走行を横浜市みなとみらい地区で公開した。この実験車は日産が独自開発したものだという。
・今回のミニバン「セレナ(Serena)」をベースにした実験車両では、従来の実験車両の電気自動車(EV)「リーフ(Leaf)」に対して性能が向上したカメラ14個、レーダー9個、LiDAR 6個を採用した。ルーフに搭載されたこれらのセンサー類は、セレナの全高を活かし検出エリアを格段に広げると共に、より高精度の検出が可能となった。
・また、人工知能(AI)を活用した車外環境の認識や行動予測による判断と制御機能が進化し、よりスムーズな走行ができるようになった。ルート上で遭遇しうるさまざまなシーンを検証するとともに、冗長性をもたせたシステム構成とし、異常時の即時停車機能を持たせている。これにより、車内に運転者がいない状況においても安全性が確保されるという。