Lumax Industries Ltd. 2020年3月期の動向

業績

(単位:百万インドルピー)
2020年
3月期
2019年
3月期
2018年
3月期
売上高 16,016 18,515 16,912
EBITDA 1,674 1,787 1,402

 

受注

-2020年3月期は、国内市場でMaruti Suzuki S-Presso、MG Motors Hector、Honda WR-V等の乗用車の新型車、二輪車セグメントのHMSI Shine、TVS Motors N-Torq向けにヘッドランプとテールランプを受注。

-2020年3月期の海外事業では、Navistar向けハロゲンヘッドランプの開発で北米のTruck Liteと協議を開始。また、Audiとの間で、LED小型ランプのビジネスシェア拡大に向けた協議を行っている。中欧や米国の大手OEMにも進出し、OEM輸出の拡大を目標にLumaxブランドを導入しようとしている。

  

受賞

-2020年3月期、Maruti SuzukiよりOverall Performance (Shield) を受賞。

 

研究開発費

(単位:百万インドルピー)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 459.9 429.6 390.7

-2020年3月期、売上高に占める研究開発費の割合は2.9%。

  

研究開発活動

-同社はハリヤナ州Gurugramとプネー県Chakanに研究開発拠点を計2か所保有。

-2020年3月期は、以下の研究開発活動を実施:

  • 四輪車用BI-LEDプロジェクターヘッドランプの設計
  • 四輪車用LEDフロントポジションランプの設計
  • 新世代スマート四輪車用ヘッドランプの設計・試作開発
  • 二輪車用LEDヘッドランプ・テールランプの設計・開発
  • 二輪車用ライトフロントポジションの設計・開発
  • 新型二輪車用新世代ヘッドランプ・テールランプの設計・開発

-今後の研究開発計画としては、以下のとおり:

  • ナンバープレートランプ用LEDの導入
  • LEDウインカーの導入
  • LEDプロジェクター搭載ヘッドランプのご紹介
  • ヘッドランプ、テールランプのシーケンシャルターンの導入

 

技術提携

-スタンレー電気と技術提携を行っている。

-同社とスタンレー電気は、インド自動車市場において、スタンレー電気の製品を含む電子部品・コンポーネントなどの既存の合弁事業を拡張すると発表した。自動車用照明システムの中核部品であるプリント基板(PCB)の生産をはじめ、今後HVAC等の製品ライン拡大を予定。これらの製品はハリヤナ州Bawalの新製造拠点で製造され、同社はすでに日本のOEMとの商談を始めているという。

 

設備投資額

(単位:百万インドルピー)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 1,674 940 1,620

 

国内投資

-2020年3月期、PCB用の工場や機械の購入に236.7百万ルピー、Sanand工場とBangalore工場の拡張に648.6百万ルピー、他工場新規プロジェクトの設備投資に534.6百万ルピーを投資。

-2019年4月11日より、ハリヤナ州Gurugramの拠点においてPCBの生産を開始。製造のための資産等はLumax Auto Technologies Limitedから取得している。