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Gestamp Automocion S.A. 2015年12月期の動向

要因
1) 売上高
-2015年12月期の売上高は前年比12.5%増の7,035百万ユーロ。売上比率を地域別に見ると、北米で19%、アジアで14%を占めている。ドイツ、スペインに次いで北米は3番目に大きな市場となった。

受賞

-2015年 ｢Volkswagen Group Award｣ を受賞したと発表した。(2015年7月21日付プレスリリースより)

研究開発体制

-12カ所の研究開発拠点を保有。約1,300名が研究開発に従事。

研究開発活動

-同社はシャシー製造向けに高性能高強度鋼を開発するプロジェクトに取り組んでいる。このプロジェクトでは、スチールの内部構造に影響を与えない温度下におけるスチール成形法の開発・実現を目指す。温間成形とよばれるこのプロセスは、より複雑な形状の成形や軽量化を可能にするほか、スプリングバックを抑えることで 成形耐性を向上させることができるという。さらに、スケーリングを防ぐための保護シートとして亜鉛被覆を採用する。(2015年6月18日付プレスリリースより)

設備投資

-2015年12月期、同社は米国、メキシコ、中国、インド、スペインおよびポーランドにおける製造工程・技術、設備拡張と工場立ち上げに622.4百万ユーロを投資した。

国内投資

-2015年10月、スペインのAlava県にレーザー加工工場を新設すると発表した。投資額は14.3百万ユーロ。敷地面積は8,500平方メートルで、レーザー切断機14基と 複数のロボット溶接機を備える。これらの機械により切断加工された部品は、Volkswagen、Seat、Opelに納入される予定。2015年11月 より機械の設置作業を開始し、2017年の稼働を目指す。稼働開始までに約100名の従業員を雇用する計画。(2015年10月28日付プレスリリースより)

海外投資

<米国>
-2015年6月、米国テネシー州のChattanooga工場を拡張し、さらに近郊のEnterprise Southに新たにプレス工場を建設すると発表した。これらの施設では、Volkswagenの新型ミッドサイズSUV向けにボディパネルを生産する。同社はこのプロジェクトに180百万ドルを投じて、同拠点の生産能力を3倍にする計画。これにより、新たに500名超の新規雇用を創出する見込み。(2015年6月23日付プレスリリースより)