業績

(単位:百万元)

	2013年12月期	2012年12月期	増減率 (%)	要因
売上高	5,632.82	4,882.66	15.36	-研究開発の強化、新製品の追加、新規市場の拡販による増収。
営業利益	262.73	272.22	(3.49)	-PE管路原材料の価格高騰による総利益の減少； -新会社がフル稼働になれない、固定費用が高いことが影響。
経常利益	288.45	289.35	(0.31)
純利益	223.59	225.82	(0.99)

受注

-子会社「柳州淩雲汽車零部件有限公司」は、上汽GM五菱 (SAIC-GM-Wuling) よりレインフォースメント熱成形部品を受注したと発表。(2013年11月27日付けプレスリリースより)

-同社の武漢支社は、東風ホンダ (Dongfeng Honda) よりバンパービームを受注したと発表。車種は明かされていない。2016年9月から量産に入る予定で、3年間で32万台分を供給する計画。同社にとって東風ホンダ向けプロジェクトはこれが2件目。(2013年9月16日付けプレスリリースより)

-2013年5月、韓国GNS株式会社と瀋陽、煙台で合弁会社を設立すると発表。GNSは、GMから認定された熱成形部品の4大サプライヤーの1つ。同社はすでにGM瀋陽北盛、GM煙台東岳向け熱成形部品24種44件を受注しており、納品は2014年から2021年の7年間で、売上高は1,400百万元を超える見込み。(2013年5月30日付けプレスリリースより)

-子会社「哈爾浜凌雲汽車零部件有限公司」はマツダの「Mazda 6」向けのインパネフレームを新たに開発し、マツダから受注を獲得したと発表。この製品はセンターフレームクロスパイプと27の支持部材から構成されている。また同社はマツダのSUV向けのインパネフレームの受注も獲得し、現在開発中としている。同社はすでに複数車種のインパネフレームを開発しており、うち2車種は量産中、1車種は搭載テスト中、もう1車種は開発段階にあるという。さらに3車種については現在入札への参加を準備している。(2013年3月21日付けプレスリリースより)

新会社

-韓国GNS株式会社 [GNS Solitech Co.,Ltd] と山東省煙台市 [Yantai, Shandong] にエキゾーストパイプおよびブレーキパイプの設計、研究開発、製造、販売を行う合弁会社「煙台凌雲吉恩斯科技有限公司 [Yantai Lingyun GNS Science & Technology Co., Ltd.]」を設立したと発表した。合弁会社の資本金は10百万米ドル。出資額と出資比率は凌雲工業が5.01百万米ドルで50.10%、GNSが4.99百万米ドル、49.90%となっている。(2013年5月17日付け会社公告より)

-韓国GNS株式会社 [GNS Solitech Co.,Ltd] と瀋陽市大東区 (Dadong District, Shenyang) にエキゾーストパイプおよびブレーキパイプの設計、研究開発、製造、販売を行う合弁会社「瀋陽凌雲吉恩斯科技有限公司 [Shenyang Lingyun GNS Science & Technology Co., Ltd.]」を設立したと発表。合弁会社の登録資本金は6百万米ドル。出資額と出資比率は凌雲工業が3.01百万米ドルの50.10%、GNSが2.99百万米ドル、49.90%。(2013年4月24日付け会社公告より)

-瀋陽市大東区 (Dadong District, Shenyang) に全額出資子会社「瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司 」を設立すると発表。資本金は30百万元。自動車部品の開発、設計、製造、アフターサービス事業などを行う。瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司を設立後に、瀋陽大東区に約4万平方メートルの土地を購入し工場を建設する。(2013年1月29日付け会社公告より)

-煙台に全額出資子会社「煙台凌雲汽車工業技術有限公司」を設立すると発表。資本金は25百万元。自動車部品関連技術の研究、サービスおよび自動車部品の開発、設計、製造などを行う。煙台凌雲汽車工業技術有限公司は設立後煙台経済技術開発区に約4万平方メートルの土地を購入し工場を建設する。(2013年1月29日付け会社公告より)

支社の廃止

-業務を統合するため同社の上海、瀋陽、煙台分公司 (支社) を廃止し、それぞれ上海凌雲工業科技有限公司、瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司、煙台凌雲汽車工業科技有限公司に譲渡すると発表。人員、業務および債権、債務はすべて各子会社に移譲される。(2014年1月15日付け会社公告より)

受賞

-2013年3月、天津で行われた2013年一汽トヨタ合同サプライヤー大会において、一汽トヨタ (FAW Toyota) 2012年度品質優良賞と2012年度特別貢献賞を受賞したと発表。これは同社にとってトヨタから受賞した過去最高の賞としている。(2013年4月3日付けプレスリリースより)

2014年12月期の見通し

-2014年通年の売上高が59.27亿億元、経常利益が59.27億元の見通し。（2013年同社アニュアルレポートより）

研究開発費

-2013年12月期の研究開発費は235.95百万元、前年度（185.75百万元）より27.03%増加。通年売上高の4.19%を占める。

研究開発体制

-2013年、112件の特許を申請し、76件を獲得。現時点、特許を245件を保有、その内、実用化特許が204件、発明特許が26件。

-省レベルの技術センター4社、中国実験室国家認可委員会が認可した実験室4カ所、北米における試験センター1箇所、国家認証レベルのバーナーテスト拠点1箇所を持つ。うち中国唯一のバンパーダイナミック試験室が含まれている。

-上海研究開発センターの建設を行っている。（2013年同社アニュアルレポートより）

-2014年1月、同社の「河北省汽車安全工程技術研究中心」が河北省の科学技術庁、財政庁、発展改革委員会による合同審査に合格したと発表。この研究センターはバンパー技術研究室、バンパービーム技術研究室、低速衝突技術研究室の3つで構成されているという。(2014年1月17日付けプレスリリースより)

新製品

金属部品
-2013年、金属部品市場にいて、顧客43社から工程評価を受け、冶具設計、試作を行った。対象品目が586種類、納入モデルが102種類。その内146品目が19社に量産・納入することが達成。（2013年同社アニュアルレポートより）

自動車用管路
-2013年、新製品364件を開発、その内の54件が量産に入れた。その内、神竜汽車、長城汽車、Inergy、長安Fordにトランスミッション用通気管、オイルオーバーフローパイプを量産。アウディ「A6L」に熱間成型コルゲートタンクパイプを開発。ＶＷ「MQB」に管路一式を開発・試作。Mazda6にオイルパイプのサンプルを納品。（2013年同社アニュアルレポートより）

設備投資額

(単位：百万元)

項目	予算額	2013年度	進捗
海寧生産拠点の建設	93.00	21.13	100.00%
131工場	16.35	(0.39)	100.00%
132工場	68.45	4.20	100.00%
熱間成型の項目	50.72	15.31	91.37%
塩城支社の建屋建設	50.00	8.83	93.81%
事務棟と生産棟の建設	51.31	2.94	5.73%
東生産エリアの整備	35.80	14.91	42.29%
重慶凌雲汽車零部件有限公司の第1期建屋建設	34.00	17.41	52.44%
瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司の建屋建設	35.12	24.97	71.11%
煙台凌雲吉恩斯科技有限公司の建屋建設	55.41	26.04	47.00%
合計	490.16	-	-

国内投資

-完全子会社「重慶長安凌雲汽車零部件有限公司」に対し30百万元を増資すると発表。この資金を用いて重慶両江新区 (Chongqing Liangjiang New District) に53,280平方メートルの土地を購入し、工場を建設する。(2013年1月29日付け会社公告より)