Beijing Hainachuan Automotive Parts Co., Ltd.[北京海納川汽車部件股份有限公司] 2018年12月期の動向

新会社

-2018年4月、HELLAと同社はエレクトロニクス製品の合弁会社を設立すると発表。合弁会社の名称は海納川海拉電子(江蘇)有限公司[HELLA BHAP Electronics (Jiangsu) Co., Ltd.]。2018年下半期に正式に立ち上げる計画。両社にとって自動車ランプ合弁会社に続く2番目の合弁会社であり、HELLAにとっては中国で初めてのエレクトロニクス製品業務合弁会社となる。両社の持ち株比率は各々50%とする。合弁会社の工場は鎮江に位置し、初期の工場面積は7,000平方メートル。200名を超える雇用を創出する。建設はすでに進行中で、2020年初めに量産に入り、北京汽車グループに各種電子コントロールユニットを供給する。将来はエネルギー管理、運転支援分野にも製品を広げていく計画。(2018年5月2日付けプレスリリースより)

-2018年1月、同社はGestampと軽量化部品の合弁会社を設立することで合意した。新合弁会社は主に北京、天津、河北省地区のOEMおよび北京汽車グループの独自ブランド、合弁ブランドに高強度熱間成形部品、自動化レーザー溶接部品を供給する。合弁会社は北京、天津の2か所に生産拠点を設ける予定である。今回の合弁により北京海納川は北京ベンツなどハイエンド車向けの部品供給が保障されると同時に、VW、トヨタなど北京、天津、河北地区のOEM市場の開拓が可能になるとしている。(2018年1月26日付けプレスリリースより)

新工場

-2018年4月、Magnaと同社はドアモジュールの合弁会社を設立し、その合弁会社がドイツの自動車メーカーから受注したと発表。中国市場の需要を満たすため、合弁会社は北京に新工場を建設する。新工場は2021年に生産を開始する予定で、100名余りの人員を雇用する計画。(2018年5月2日付け各種リリースより)

研究開発センター

-子会社 「英納法天窓系統集団 [Inalfa Roof Systems Group B.V.]」 は下記の研究センターを保有している。
 ・オランダ Venray
 ・米国ミシガン州 Auburn Hills
 ・韓国 Mado
 ・日本 神奈川県新横浜
 ・中国 上海

国内投資

-2018年5月、同社のベンツ部品産業パークと子会社北京海納川恒隆汽車転向系統有限公司 [Beijing Hainachuan Henglong Automotive Steering System Co., Ltd.]の采育(Caiyu)生産工場が竣工。ベンツ部品産業パークは北京経済技術開発区に位置し、102,681平方メートルの敷地に438百万元をかけ建設された生産拠点で、年産能力は車体溶接部品モジュール43.2万台分、ホイールモジュール43.2万台分。北京海納川恒隆汽車転向系統有限公司采育生産拠点は北京市大興区に位置し、55,774平方メートルの敷地に41百万元をかけ建設された。年産能力はステアリングシステム50万台。そのうち、油圧式パワーステアリング(HPS)は30万台、電動パワーステアリング(EPS)は20万台。(2018年5月のプレスリリースより)