(株) マーレフィルターシステムズ 2014年12月期までの動向

国内投資

-2012年、エアインテークシステムおよびフィルターシステムの生産工場を新たに九州に建設すると発表した。同社の顧客である国内自動車メーカーの1つが、生産の大部分を九州へ移管することに伴うもの。同地域の近郊には日産、トヨタ、三菱など同社の納入先が工場を保有している。建設の第1期工事において生産エリアの面積は7,500平方メートルとなる。2012年9月に完成し、年内に生産を開始する予定。(2012年8月27日付プレスリリースより)

受賞

-2014年9月、日産自動車より "Best Performance Award" を受賞。

受注

<2011年>
樹脂製ヘッドカバー

-軽量化に際し導入が進んでいる。
-納入状況では、ホンダ向けでは1,500ccエンジン搭載車に採用されている。日産では「Fuga」のV6エンジン搭載モデルに採用されている。

オイルフィルター
-日産、ホンダのガソリンエンジン車に採用。

エアクリーナー
-日産に納入されており、日産車全社の6~7割程度を同社製品が占める模様。(2011年11月ヒアリング調査より)

<2007年>
シリンダーヘッドカバーと吸気マニホールド
-2007年4月、スズキから軽自動車用エンジンの部品を受注。シリンダーヘッドカバーと吸気マニホールドで、2008年後半から納入を開始する見通し。同社が軽自動車用の部品を受注するのはこれが初めて。これを機に、構成比の低かったスズキ向けの売上高拡大を目指すとともに、200万台超に膨らんだ軽自動車市場のニーズの吸収を活発化し、事業基盤の強化に結びつける。スズキに納入するシリンダーヘッドカバーと吸気マニホールドは、いずれも軽量化や成形自由度に優れる樹脂製とする。(2007年4月12日付日刊自動車新聞より)

研究開発拠点

名称 所在地
テクニカルセンター 埼玉県川越市

 

研究開発活動

-米国ホンダ向けに供給されているカーボンキャニスターは、開発は日本で行い、生産は米国となっている。同社のカーボンキャニスターは、インナートラップ採用によるケース共用化を実現。低コスト化・高機能化・コンパクト化を図っている。

各種データ

従業員数

  2014年12月末 2013年12月末 2012年12月末 2011年12月末 2010年12月末
合計 788 788 785 726 740

 

売上高

(単位:百万円)
  2014年
12月期
2013年
12月期
2012年
12月期
2011年
12月期
2010年
12月期
売上高 37,500 38,800 41,500 40,000 41,300