アイシンAW 2006年度の動向

ハイライト

新会社設立
アイシン精機と同社、アイシン・エンジニアリングは組み込み用ソフトウエア開発の専門会社を共同で設立すると発表した。2007年4月1日から業務を開始する。自動車に搭載される電子機器の増加に伴い、ソフトウエアの開発負担が増していることから、専門会社によりリードタイム短縮や品質向上を徹底する。組み込み用ソフトウエアは、車載ECUや電装品の制御、車内ネットワークの運用に不可欠なもので、プログラムは個別機器やデバイスに直接書き込まれる。新会社では、アイシングループ向けの組み込み用ソフト開発を集約し、今後の需要増大に備える。中部地区(名古屋、刈谷)と関東(横浜)、東北(未定)など自動車産業の集積地に拠点を開設し、需要地での開発体制も整える。(2007年2月1日付日刊自動車新聞より)

子会社
ボッシュと同社が折半出資するCVT用ベルトの生産会社、シーヴイテックについて、2006年12月27日付でボッシュが保有する全株を、トヨタ自動車と同社が取得すると発表した。合弁解消により、同社はシーヴイテックを子会社化する。シーヴイテックの出資比率は、同社が66・6%、トヨタが33・4%となる。ボッシュが保有する3万株(50%)を同社とトヨタが取得する。(2006年12月27日付日刊自動車新聞より)