日立化成工業株式会社 2007年度の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2008年3月期 | 2007年3月期 | 増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 626,929 | 628,805 | (0.3) | - |
営業利益 | 60,493 | 55,750 | 8.5 | |
経常利益 | 59,499 | 56,714 | 4.9 | |
当期純利益 | 31,438 | 32,766 | (4.1) | |
機能性材料関連製品 | ||||
売上高 | 279,894 | 251,509 | 11.3 | 下記参照 |
営業利益 | 15,559 | 14,997 | 3.7 |
要因
カーボンセラミックス
-カーボン製品は、電刷子が自動車及び風力発電機器向けの需要拡大を背景に伸長。
自動車部品
-内・外装成形品は、タイを中心としたアジア地域の需要増に加え、国内においても新型車向けに採用が拡大し、前年度実績を上回った。
-摩擦材料は、海外顧客への拡販効果が表われ、売上が増加。
粉末冶金製品
-粉末冶金製品は、カーエアコン等の自動車用電装部品に使用される高機能機械部品及び自動車用エンジン部品が堅調に推移し、前年度実績を上回った。
生産体制の再編
-山崎事業所で製造している自動車用ディスクブレーキパッド(DP)の生産を子会社である日本ブレーキ工業株式会社(JB)の製造拠点、浪江日本ブレーキ株式会社(浪江JB)に移管・統合する。08年2月より製造設備及び生産の段階的な移管に着手し、2009年3月までに完了する予定。
これにより同社グループの国内での自動車用DPの製造を浪江JBに一本化する。自動車用DP事業体制のさらなる強化を目的として、グループ内における国内生産拠点の統合を行い、生産の合理化と生産技術の向上を図るとしている。(2007年10月23日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発費 | (単位:百万円) |
2008年3月期 | 2007年3月期 | 2006年3月期 | |
全社 | 28,200 | 27,800 | 26,900 |
エレクトロニクス関連製品事業 | 15,700 | 15,300 | N.A. |
機能性材料関連製品事業 | 12,000 | 11,500 | 12,000 |
技術供与契約 (2008年3月時点)
契約会社名 | 相手方の名称 | 契約内容 | 契約期間 |
日立化成工業 日本ブレーキ工業 |
Federal Mogul Corp. (米国) | ディスクパッドに関する特許実施権及び技術情報の供与 | 2007年3月31日~ 契約製品を使用する対象車種の生産終了時 |
新神戸電機 | Exide Industries Ltd. (インド) | 自動車用鉛蓄電池に関する特許実施権及び技術情報の供与 | 1999年04月01日- 2009年03月31日 |
シール鉛蓄電池に関する特許実施権及び技術情報の供与 | 1995年06月22日- 2010年06月21日 |
技術導入契約 (2008年3月時点)
契約会社名 | 相手方の名称 | 契約内容 | 契約期間 |
日立化成工業 | 日立製作所 | ミューチップタグに関する特許権及び技術ノウハウの実施権の取得 | 2007年04月20日- 2017年04月19日 |
新神戸電機 | Panasonic Storage Battery Co., Ltd. (日本) | 鉛蓄電池に関する特許権及び技術ノウハウの実施権の取得 | 2004年07月01日- 2014年06月30日 |
設備投資
設備投資額 | (単位:百万円) |
2008年3月期 | 2007年3月期 | 2006年3月期 | |
全体 | 37,400 | 37,700 | 38,700 |
エレクトロニクス関連製品事業 | 19,100 | 16,900 | N.A. |
機能性材料関連製品事業 | 17,600 | 19,100 | 19,100 |