日立化成工業株式会社 2006年度の動向
ハイライト
業績
要因(自動車部品関連)
カーボンセラミック
・カーボン製品では、自動車用電刷子の売上が伸長。
・セラミック関連製品では、自動車ウォーターポンプ向け炭化ケイ素セラミックスが売上伸長。
自動車部品
・内・外装成形品は、タイを中心としたアジア地域の新車用需要拡大等により売上が伸長したものの、主要顧客の需要減少の影響を払拭できなかった。
・ディスクブレーキパッドは、主要顧客の生産台数減少により減収。
粉末冶金製品
・カーエアコン向けの需要が好調に推移し、売上拡大。
(単位:百万円) | 2007年3月期 | 2006年3月期 | 増減率(%) | 要因 |
全社 | ||||
売上高 | 628,805 | 602,703 | 4.3 | - |
営業利益 | 55,750 | 53,833 | 3.6 | |
経常利益 | 56,714 | 54,429 | 4.2 | |
当期純利益 | 32,766 | 31,593 | 3.7 | |
機能性材料関連製品 | ||||
売上高 | 251,509 | 243,719 | 3.2 | 下記参照 |
営業利益 | 14,997 | 14,906 | 0.6 |
要因(自動車部品関連)
カーボンセラミック
・カーボン製品では、自動車用電刷子の売上が伸長。
・セラミック関連製品では、自動車ウォーターポンプ向け炭化ケイ素セラミックスが売上伸長。
自動車部品
・内・外装成形品は、タイを中心としたアジア地域の新車用需要拡大等により売上が伸長したものの、主要顧客の需要減少の影響を払拭できなかった。
・ディスクブレーキパッドは、主要顧客の生産台数減少により減収。
粉末冶金製品
・カーエアコン向けの需要が好調に推移し、売上拡大。
開発動向
研究開発費
自動車部品関連の新製品
・高い急速充電性能を有し、減速時に発生させた電気を瞬時に蓄えることができる自動車用鉛蓄電池
・高精度な熱処理により薄肉・複雑形状への対応を可能にしたVCTスプロケット(エンジン用粉末冶金部品)
技術供与契約(2007年3月時点)
(単位:百万円) | 2007年3月期 | 2006年3月期 | 2005年3月期 |
全体 | 27,800 | 26,900 | 25,100 |
エレクトロニクス関連製品事業 | 15,300 | N.A. | N.A. |
機能性材料関連製品事業 | 11,500 | 12,000 | 11,000 |
自動車部品関連の新製品
・高い急速充電性能を有し、減速時に発生させた電気を瞬時に蓄えることができる自動車用鉛蓄電池
・高精度な熱処理により薄肉・複雑形状への対応を可能にしたVCTスプロケット(エンジン用粉末冶金部品)
技術供与契約(2007年3月時点)
契約会社名 | 相手方の名称 | 契約内容 | 契約期間 |
日立化成工業 日本ブレーキ工業 |
Federal Mogul Corp. (米国) | ディスクパッドに関する特許実施権及び技術情報の供与 |
2007年3月31日~ 契約製品を使用する対象車種の生産終了時 |
新神戸電機 | Exide Industries Ltd. (インド) | 自動車用鉛蓄電池に関する特許実施権及び技術情報の供与 |
1999年04月01日- 2009年03月31日 |
シール鉛蓄電池に関する特許実施権及び技術情報の供与 |
1995年06月22日- 2010年06月21日 |
技術導入契約(2007年3月時点)
契約会社名 | 相手方の名称 | 契約内容 | 契約期間 |
新神戸電機 | Panasonic Storage Battery Co., Ltd. (日本) | 鉛蓄電池に関する特許権及び技術ノウハウの実施権の取得 | 2004年07月01日- 2014年06月30日 |
設備投資
設備投資費
(単位:百万円) | 2007年3月期 | 2006年3月期 | 2005年3月期 |
全体 | 37,700 | 38,700 | 33,200 |
エレクトロニクス関連製品事業 | 16,900 | N.A. | N.A. |
機能性材料関連製品事業 | 19,100 | 19,100 | 16,500 |
光学シート用表面保護フィルム事業のさらなる拡大を図るため、約25億円を投じて、茨城県神栖市に新工場を建設する。これにより、同製品の生産能力を2007年7月までに約40%増強する。(2006年11月28日付け同社プレスリリースより)