(株) ニッキ 2014年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
2014年
3月期
2013年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 9,709 8,584 13.1 -
営業利益 582 658 (11.6) -インド子会社の生産開始による初期費用負担増加や、生産拠点の見直しに伴う一時的な代替生産コスト増等。
経常利益 605 749 (19.2)
当期純利益 528 909 (41.9)
自動車機器事業
売上高 894 914 (2.2) -自動車用気化器の販売が減少。
営業利益 118 87 35.6 -
ガス機器事業
売上高 4,364 3,795 15.0 -新規顧客との取引開始や北米向けフォークリフト用ガス噴射システム機器の回復等。
営業利益 223 193 15.5 -

海外事業

<タイ>
-タイ・ナコーンパトム県にガス燃料供給装置・部品の販売子会社を設立すると発表。天然ガス車の需要増が見込まれるASEAN市場向けの事業拡大とサービス強化を目指す。新会社「ニッキタイランド」(仮称) を資本金5千万バーツ (約1億5650万円) で、8月に設立する。日本で生産したガス燃料供給装置を日系自動車メーカー向けに販売する。(2013年8月2日付日刊自動車新聞より)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
ガス機器事業 37 34 45
自動車機器事業 5 18 16
全社 65 76 86

研究開発活動

-各事業の要となるECU (Electronic Control Unit) については、小型化や新しい制御理論の研究開発を行っている。また、各国の排ガス規制や部品企画に対応すべき技術やOBD (On Board Diagnosis) IIに対応できるよう研究開発を進めている。

ガス燃料機器事業
-代替エネルギーとして注目されているCNGおよびLNGを使用するCNG自動車・LNG自動車等の電子制御燃料噴射システムと、これらをコントロールするエンジン制御技術の研究開発を主体に取り組んでいる。

自動車機器事業

-代替燃料や省エネルギー機器に用いる高圧ポンプの研究開発を行っている。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 1,371 380 312
自動車機器事業 34 21 7
ガス機器事業 953 241 192

-長期的に成長が期待できる製品分野および研究開発分野に重点を置き、併せて省力化、合理化および製品の信頼性向上のために投資。

自動車機器事業
-生産合理化等に設備投資を実施。

ガス機器事業
-新機種対応および生産合理化等のための設備・装置に投資を実施。

主な設備の新設計画

(2014年3月31日現在)
会社名
事業所名
所在地 セグメント 設備の内容 投資予定金額
総額 (百万円)
着手 完了
予定
厚木工場 神奈川県
厚木市
自動車機器事業 製造設備の合理化等 10 2014.04 2015.03
ガス機器事業 製造設備の合理化等 391 2014.04 2015.03
自動車機器事業
ガス機器事業
汎用機器事業
製造設備の合理化等 140 2014.04 2015.03