TVS Group 2017年3月期の動向

近年の動向

業績
(2017年3月期)

Axle India Limited
-2017年3月期の売上高は,前年4,858.8百万インドルピーから14.8%減の4,135.9百万インドルピー。
2016-17年の国内市場のハウジングの売上が前年に比べわずかに伸びたがDana USA向け輸出売上が2015-16年の100,000インドルピーから42,500インドルピーに減った。

Harita Seating Systems Limited
-2017年3月期の売上高は、前年3,175.5百万インドルピーから12.5%増の3,573.6百万インドルピー。市場の伸びより商用車およびバス乗客シートの伸びが上回った。

India Nippon Electricals Limited
-2017年3月期の売上高は、前年3,884.7百万インドルピーから5%増の4,079.2百万インドルピー。販売の伸びや雇用コストの上昇にもかかわらず材料コストのコスト削減などが要因。

Sundaram Brake Linings Limited
-2017年3月期の売上高は、前年2,462.7百万インドルピーの横ばいの2,465.2百万インドルピー。国内のOEおよびアフターマーケットでの6.5%増と輸出での6%減を記録。

Sundram Fasteners Limited
-2017年3月期の売上高は、前年26,355.6百万インドルピーから11.9%増の29,488.5百万インドルピー。熱間鍛造、パワートレーン部品、風力エネルギーファスナー製品などが売上の伸びに大きく寄与。

Sundaram-Clayton Limited
-2017年3月期の売上高は、前年比4.4%減の15,896.7百万インドルピー。

Wheels India Limited
-2017年3月期の売上高は、前年比9.4%増の21,760.6百万インドルピー。エアーサスペンション、ウインドミル、トラクターホイールビジネスでの強く良好な伸びが寄与。

(2015年3月期)

Harita Seating Systems Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比9.4%増。商用車およびバス乗客シートでそれぞれ17%, 7%の伸びであった。

Sundaram Bake Lining Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比3.6%減の2,349.3百万インドルピー。

Sundam Fastners Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比18.0%増の23,857.7百万インドルピー。
   

  • 国内売上:前年比17%増。大型・中型商用車、乗用車、2輪車/3輪車販売の増加。
  • 輸出:前年比18%増。米国市場は全ての顧客に一様ではないが穏やかな復調。欧州市場は
       リセッションとネガティブセンチメントに悩まされている。しかしながら同社は売上増を   達成した。輸出売上は全売上高の約38%を占めた。

Sundaram-Clayton Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比12.5%増の13,462.1百万インドルピー。売上高の約40%が輸出向け。

Turbo Energy Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比11.5%増の8,700百万インドルピー。

Wheels India Limited
-2015年3月期の売上高は、前年比8.6%増の19,798.7百万インドルピー。売上高の約20.3%が輸出向け。

(2014年3月期)
Harita Seating Systems Limited
-2014年3月期の税引前利益は、131.4百万インドルピーから58.9百万インドルピーへと減少。同社が部品を提供するインドのトラクター市場以外の全ての市場で需要が減退したことによるもの。

Sundaram Brake Lining Limited
-2014年3月期の売上高は、前年比7.1%増の2,491.3百万インドルピー。増加の要因としては、輸出が前年比27%増加したが、インドOEMメーカー向け売上が同12%減、アフターマーケットの売上が同5%減少した。

-同社売上の35%が、54ヵ国に向けて輸出された部品の売上となっている。

Sundram Fastners Limited
-2014年3月期の売上高は、前年比2.3%減の20,222.8百万インドルピー。国内売上は同9.4%減の12,200百万インドルピーとなったが、輸出分の売上高は同12.2%増の7,610百万インドルピーとなった。

Turbo Energy Limited
-2014年3月期の売上高は、7,800百万インドルピー。

技術提携

Brakes India Limited
-2010年7月、TRW Automotiveと技術提携契約を締結した。これにより、Brakes IndiaはTRWからスリップコントロールシステム (SCS) に関する技術供与を受け、インドで製品を開発・生産する計画。現在はTRWがインド向けにABSや横滑り防止装置 (ESC/VSC) を輸出している。なお、Brakes Indiaは1962年、TRWと同社の合弁により設立された。(2010年7月13日付プレスリリースより)

Lucas-TVS Limited
-2010年3月、Lucas-TVSは臼井国際産業と「ファンドライブ」の技術援助契約を締結した。Lucas-TVSはChennaiに本社を置き、モーター、オルタネーター、エンジンクーリングファン、イグニションなどを生産している。(2010年6月11日付プレスリリースより)

事業提携

Topy Industries, Ltd
-2017年7月、トピー工業(Topy Indusries)は、Wheels India Limited(WIL) in Indiaと乗用車用スチールホイールの製造・販売をする合弁会社を設立すると発表した。WILはインド北部のHaryanaのBawal工場と 南部インドのTamil NaduのPadi工場の乗用車用スチールタイヤビジネスを分離し、新会社WIL Car Wheels Ltd.(WCWL)を設立する。トピー工業はWCWLの26%の株を取得した。

ZF Electronics TVS
-2009年8月、ZF Electronics TVSとCTS Corporation (米国) は共同でマーケティングを行うことで合意した。CTSは同社のロータリーセンサーやリニアポジションセンサーをはじめとする電子部品などをインドで販売する計画で、当初は4輪・2輪車分野に注力する。ZF Electronics TVSは同グループとZF Electronics (ドイツ) の合弁会社で、自動車などインド国内産業向けにスイッチ、センサーなどを供給している。(2009年8月19日プレスリリースより)

受賞

Sundaram Auto Components Limited (SACL)
-2017年3月期、下記顧客から受賞。

  • Tata
  • Daimler India  
  • Hannon Automotive

Wheels India Limited
-2017年3月期、下記顧客から受賞。

  • Ford
  • Hyundai
  • Maruti Suzuki
  • Volvo Eicher

-2014年1月、鍛造アルミチューブタイプホイールでApolloから「CV Auto Component of the Year」を受賞した。(2014年1月15日付プレスリリースより)

-2013年、トヨタより「Regional Contribution Award]を受賞した。

Sundaram-Clayton Limited
-2015年3月期、以下の賞を受賞:

  • Cummins:Superior quality award
  • 現代自動車 (Hyundai):"4+ Star" quality rating
  • Visteon: Appreciation for VAVE in new product development

Haita Seating Systems Limited

-2013年、バス用シートで3点ロッキングリトラクター(ELR)タイプシートベルトアッセンブリで「CV Components of the Year Award]を受賞した。

研究開発活動 (2017年3月期)

Harita Seating Systems Limited
-2017年3月期の研究開発費は、132.6百万インドルピー。
-主な研究開発活動は以下の通り:

  • 輸出市場向けインストラクターシートの試作品開発
  • (現在グローバルOEM顧客向けプラットフォームとして開発した)機械的および空気入りサスペンションシートの新しい製品ツール
  • インド国内バス乗客シート用に開発したデラックスシート
  • デラックスバス用自動折りたたみコドライバーシート
  • プラットフォームコンセプトでのスク-ルバスシート
  • 量産段階でのシングルパンシート
  • プラットフォームコンセプトで開発したリアサスペンショントラクターシート

India Nippon eletrical Limited
-2017年3月期の研究開発費は58.3百万インドルピー。研究開発はPadi、Velappanchavadi、Hosur拠点において行われている。

-主な研究開発活動は以下の通り:

  • 出願中特許の一体化したイグニションコントローラの導入。立上げ年内に1.9百万個出荷。
  • Bharat IV基準を満足させるレギュレーター付きEGRコントローラーのユニークな製品の量産開始。

Sundaram Brake Lining Limited
-2017年3月期の研究開発費は76.9百万インドルピー。

-主な研究活動は以下の通り:

  • 大型トラック・バス用ドラムブレ―キライニングの開発と顧客の承認取得
  • 小型商用車用ドラムブレーキライニングの開発と顧客の承認取得
  • 商用車用新しいグレードの織クラッチフェイシングの開発と顧客の承認取得
  • 新規および既存の製品パフォーマンスに対する理解や改善のため入手可能な車両データ収集システム-DEFCON(摩擦条件に対する運転手の経験)の開発、改善および実際のフィールド負荷データの収集

Sundram Fasteners Limited
-2017年3月期の研究開発費は154.5百万インドルピー。研究開発はPadi、Velappanchavadi、Hosur拠点において行われている。

-主な研究活動は以下の通り:

  • アップグレードやそこからメリットを引き出すためのFEAやモールディングソフトウエアー 
  • 超音波清浄機を導入。
  • 高いサイズのナットの工程変更
  • ニッケルと鉛入りの新しい中硬化合金鉄粉の開発
  • 高密度焼結ローターで開発した焼結部品の製造のための高い圧縮ハイブリッド合金鉄粉バリアントの開発
  • 可変容量オイルポンプ用の低スピードシンクロハブ、焼結アルミジェロータの開発

Sundaram-Clayton Limited
-2017年3月期の研究開発費は136.1百万インドルピー。

-主な研究開発活動は以下の通り:
自動車用アプリケーションで47の新しいアルミダイカスト製品を開発した。

  • 特定製品の表面処理改善の研磨剤フロー加工工程(AFM)の開発-顧客のための製品先行技術
  • 設計の最適化によるダイカスト製品の材料歩留まりの改善。(v) 確立した半固体鋳造
  • 年間通じ新技術の特許すなわち表面処理、効率改善などの特許を申請し、同年3月国際事務局で
    公開
  • 熱処理部品のための歪み補正技術の様なユニークなプロセスの特許申請に積極的に動いている
  • これまでの処合計で4つの特許を申請済み
  • 凝固中の熱力学や反応速度をコントロールする高圧ダイキャスト(HPDC)や重力ダイキャスト(GDC)の熱設計の確立
  • 鋳造品質を改善する特定部品の半固体鋳造の開発
  • 1つのダイキャストセルの無水式金型潤滑の確立

Wheels India Limited

-2017年3月期の研究開発費は128.8百万インドルピー。

研究開発活動 (2015年3月期)
Harita Seating Systems Limited
-2015年3月期の研究開発費は、58.4百万インドルピー。

-主な研究開発活動は以下の通り:

  • プラットフォーム設計に基ずいたバス用高級シートの開発
  • プラットフォーム設計に基ずいた準高級バスおよびスクールバス用樹脂成型シートの開発
  • シングルパンシートおよびスライディングシートの設計およびテストを完了
  • 商用車およびトラクター用機械式シートサスペンションシステムの開発を完了

Sundram Fastners Limited
-2015年3月期の研究開発費は、120.3百万インドルピー。

Sundaram-Clayton Limited
-2015年3月期の研究開発費は、44.6百万インドルピー。

-主な研究開発活動は以下の通り:

  • 高圧ダイキャスト構造部品用熱処理プロセスの確立
  • 自動車外装部品の厳格な基準に対応するため、アルミダイキャスト部品の表面コーティングプロセスの確立
  • 25のアルミダイキャスト新製品を開発

Wheels India Limitd
-2015年3月期の研究開発費は165.3百万インドルピー。

-2015年3月期に同社は3件の特許を取得し、242件の新製品を開発。

-主な研究開発活動は以下の通り:

  • 品質と耐久性でOEM顧客の要件を満たす軽量ホイールおよびエアサスペンションの開発
  • 新興国向けの次世代軽量ホイールの開発 
  • バン向け電子制御エアサスペンションの開発 
  • ICV(車両総重量8トン-10トンの商用車)向けエアサスペンションシステムおよびトレーラー用リフトアクスルシステムの開発

研究開発活動 (2014年3月期)
Harita Seating Systems Limited
-2014年3月期の研究開発費は、46.1百万インドルピー。
-主な研究開発活動は以下の通り:

  • プラットフォーム設計に基づいたバス用高級シートの開発
  • プラットフォーム設計に基づいた、準高級バスおよびスクールバス用樹脂成形シートの開発
  • シングルパンシートおよびスライディングシートの設計およびテスト
  • 商用車およびトラクター用機械式シートサスペンションの開発

Wheels India Limited
-2014年3月期、Wheels Indiaは156.0百万インドルピーを研究開発に投じた。
-2014年3月期に同社は10件の特許を取得し、216件の新製品を開発。
-2014年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • 品質と耐久性でOEM顧客の要件を満たす軽量ホイールの開発
  • 歩留まりを向上する製造プロセスの開発
  • 商用バン等の新しいセグメント向けエアサスペンションシステムの開発

Sundaram Brake Linings Limited
-Sundaram Brake Liningsの2014年3月期の研究開発費は78.9百万インドルピーとなった。
-2014年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • 国内のOEM向け中型商用車用ディスクパッドの開発
  • 次世代小型商用車用油圧ブレーキライニングの開発
  • 北米市場向け新グレード商用車用ライニングの開発

-国内OEMや輸出市場のための様々な新しい自動車アプリケーション用のディスクパッドとライニングの開発を続けていく予定としている。

Sundaram-Clayton Limited
-Sundaram Claytonは2014年3月期に研究開発に61.4百インドルピーを投じた。
-2014年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • マグネシウム圧力ダイカスト部品の製品再設計技術の開発
  • 高圧ダイカストのクラック検出プロセスの確立
  • 乗用車用マグネシウム製トランスミッションハウジング試作品の開発
  • 自動車骨格部品向けダイキャスト用ダクタイル合金の開発
  • 30のアルミダイキャスト新製品を開発

Sundram Fasteners Limited
-2014年3月期の研究開発費は、145.1百万インドルピーとなった。
-2014年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • 排気用耐熱ファスナーの開発
  • 軽量鋼製のボルトの開発
  • クロム成分の蒸気酸化プロセスの開発

研究開発活動 (2013年3月期)

Harita Seating Systems Limited
-2013年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • 乗員の安全性向上を目的に、バス用3点シートベルトを開発。
  • 軽商用車・中型商用車向けにハイバックシートの開発を開始。

Sundaram Brake Linings Limited
-2013年3月期、インド国内の大型商用車向けブレーキライニングを開発し、量産開始。

Sundaram-Clayton Limited
-2013年3月期の主な研究開発活動は以下の通り:

  • マグネシウム鋳造向け表面処理プロセスを開発。
  • マグネシウムダイカスト部品の表面処理方法の開発。
  • マグネシウムダイカスト部品の機械加工プロセスの開発。
  • インベストメント鋳造を用いたアルミ部品の試作品を開発。
  • 44種類のアルミダイカスト製品を開発。

Sundram Fasteners Limited
-2013年3月期、昨年に引き続き、冷間加工超合金製ファスナーの開発を実施。

国内投資
(2017年3月期)

Sundaram-Clayton Limited
-インド市場の需要増加に応じるためインドの拠点を拡大するため今後4年間で4百万インドルピーを投資すると発表した。この投資によりインドの4つの製造拠点で製造能力を60,000MTから70,000MTに増加させる。

Sundaram Fastners Limited
-既存および新しいプロジェクトのため2004.4百万インドルピーの設備投資を行った。これらの投資は主要な顧客への生産計画に適応させるため。

(2015年3月期)

Sundram Fasteners Limited
-2015年3月期の設備投資額は、1,180百万インドルピー。

(2014年3月期)
Sundram Fasteners Limited

-Sundram Fastenersの2014年3月期の設備投資額は、1,508.2百万インドルピーとなった。

-Sundram Fastenersは、 Mahindra World Cityに各種シャフトを製造する新工場を開設。新工場は2014年初めに製造を開始。

(2013年3月期)
India Japan Lighting Private Limited
-2013年3月、受注拡大に対応するためChennai第2工場を開設。