哈爾浜東安汽車動力股份有限公司 2009年度の動向
ハイライト
2009年の業績
(単位:百万元)
2009年度 | 2008年度 | 増減率% | 要因 | |
売上高 | 2,155.20 | 1,754.33 | 22.85% | クロスオーバー車の販売好調および新規顧客からの受注 |
営業利益 | 233.94 | 158.64 | 47.47% | 売り上げ増による利益増加 |
経常利益 | 234.09 | 160.20 | 46.13% | |
純利益 | 234.09 | 160.20 | 46.13% |
資本構成
中国航空工業集団公司(略称:中航工業)は、中国兵器装備集団公司(略称:中国兵装)は保有する当社の株式を中国兵装の完全子会社中国長安汽車集団 股份有限公司(China Changan Automobile Group Holdings Co., Ltd.)(略称:中国長安)に譲渡することで合意した。 この株式譲渡が関係部門の承認を得た後は、当社の株主は中国長安、実質的支配会社は中国兵装と なる。(2009年11月11日付会社公告より)
AT生産の開始
当社と三菱自動車との合弁会社である東安汽車発動機製造有限公司(:Harbin Dongan Automotive Engine Manufacturing Co.,Ltd 略称:DAE)はオートマチックトランスミッション(AT)の生産を開始した。生産開始時の生産能力は15万基/年であるが設備増強により将来30万基 /年の生産を計画。 合弁会社(DAE)でのATの生産開始により、当社はエンジン、MT、ATの3製品の製造技術をもつ中国で最初のメーカーとな る。(2010年2月1日付プレスリリースより)
開発動向
エンジン開発
・DAK10A 及び DAK10Bエンジンの開発( DA468QA 及びDA468QBエンジンがベース)・DA5シリーズ1.3L, FR用MPIエンジンの試作機がイグニッションテストをパス
・DA5シリーズ 1.3L, FF用MPIエンジン及び1.3L,FR用VVTエンジンの試作組み立てが完了
・DA471QLRエンジンとPiaggio車向けDAT13Rトランスミッションの開発
・Chery車向けBS10-2DQトランスミッションの開発
・JAC車向け K10ARU エンジンとBSA10Fトランスミッションの開発
設備投資
建設中の設備投資プロジェクト(2008年12月31日現在)
(単位:百万元)
投資項目 | 予算 | 2009年の投資 | 2008年 の投資 |
投資済額の 対予算比率 |
備考 |
DA2シリーズマルチバルブ電子制御燃料噴射エンジンの生産設備増設 | 130.00 | 7.00 | 3.19 | 86.12% | 量産開始 |
BS14Rギア生産ライン増設 | 21.00 | 1.91 | 1.85 | 91.47% | 量産開始 |
クランクシャフト加工ライン増設 | 160.00 | 12.99 | 71.75 | 58.49% |
・第一ステージの設置設備で量産開始 ・第二ステージ着手 |