村田製作所 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 ( 単位:百万円 )
2009年
3月期
2008年
3月期
増減率 (%) 要因
全社
売上高 523,946 631,655 (17.1) 期後半の需要の減退が得意先の在庫調整を引き起こして部品手配が減少して減収。
営業利益 (16,287) 115,752 - 操業度の低下、製品価格の下落、減価償却費の増加、為替変動の影響などにより減益。
当期純利益 3,588 77,413 (95.4) 2009年度税制改正で外国子会社配当益金不算入制度が導入されることになり、過年度に計上した繰延税金負債を取り崩した影響など。
カーエレクトロニクス市場
売上高 54,000 67,400 (19.9) カーオーディオ向け、ソナー向け、リモート・キーレス・エントリー(RKE)向けが減少。

- 2010年3月期 予想 2009年3月期 実績
前期比 前期比
製品別売上予想
コンデンサ (12%) 程度 (27.6%)
圧電製品 (3%) 程度 (17.7%)
高周波デバイス (3%) 程度 4.6%
モジュール製品 (3%) 程度 (17.9%)
その他製品 (5%) 程度 (12.8%)
用途別売上予想    
カーエレクトロニクス市場 (7%) 程度 (19.9%)

開発動向

研究開発費 ( 単位:百万円 )
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 46,832 42,281 38,670

研究開発体制

拠点 所在地 概要
野洲事業所 滋賀県 野洲市 -生産技術・電子材料・薄膜プロセス技術の研究開発
横浜事業所 横浜市 緑区 -情報通信・機能モジュール商品の開発
本社開発棟 京都府 長岡京市 -無線モジュール等の開発
-2007年10月に完成した、野洲、横浜に続く第3の拠点
八日市事業所 滋賀県 東近江市 -素材プロセス開発
次世代技術研究所 京都府 京都市 -新技術・新事業領域の研究開発 


研究開発活動(カーエレクトロニクス分野)

-HEV用リチウムイオン2次電池の開発。
-ハイブリッド自動車のモーターをコントロールするインバーターシステムに搭載され、高温環境下でも大電流を流すことが可能なパワーエレクトロニクス用のコンデンサをセラミック材料の段階から開発。
-アメリカで法規制によって装着が義務づけられているタイヤ空気圧モニタリングシステム用にタイヤに取り付ける圧力センサを開発。
-バックするときに障害物の存在を検知するバックソナー用の超音波センサを開発。
-自動車の乗降時などに、帯電した人体と車体との間で発生する不快な静電気放電を除去するイオナイザ(プラスイオンとマイナスイオンを発生させ、帯電した物体を逆極性のイオンで中和し、静電気を除去する装置)を日産自動車と共同開発。

設備投資

設備投資額 ( 単位:百万円 )
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 65,427 125,557 99,651

設備の新設計画

会社名
事業所名
(所在地)
設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手 完了
予定
(株)村田製作所
野洲事業所
(滋賀県 野洲市)
研究開発設備および半製品等生産設備 5,500 2009年
4月
2010年
3月
(株)村田製作所
八日市事業所
(滋賀県 東近江市)
原材料等生産設備 1,300 2009年
4月
2010年
3月
(株)福井村田製作所
(福井県 越前市)
コンデンサ等生産設備 2,300 2009年
4月
2010年
3月
(株)小松村田製作所
(石川県小松市)
高周波デバイス等生産設備 1,400 2009年
4月
2010年
3月
(株)富山村田製作所
(富山県富山市)
圧電製品等生産設備 1,100 2009年
4月
2010年
3月