(株) アドヴィックス 2018年3月期の動向
近年の動向
事業概況 (2018年3月期)
-2018年3月期の売上高は、新製品をはじめとする得意先への販売増加などにより、前年比5.6%増の586,500百万円。
-営業利益は、研究開発費や償却費の増加等があったものの、売上増加、収益体質強化活動により65.5%増の10,100百万円。
生産・販売・受注の実績 |
(単位:百万円) |
2018年3月期 | 2017年3月期 | |||
前期比増減率 | ||||
アドヴィックス | 生産高 | 586,829 | 5.1 | 558,178 |
販売高 | 586,568 | 5.6 | 555,466 | |
アイシングループ | 生産高 | 4,504,672 | 9.3 | 4,121,587 |
販売高 | 4,501,368 | 9.7 | 4,104,686 |
-2018年3月期、アイシングループ全体におけるトヨタ向けの販売は30.9%。
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2018年3月期 | 2017年3月期 | 2016年3月期 | |
合計 | 20,100 | 18,000 | 19,300 |
製品開発
-同社は、フロントディスクブレーキおよび新世代のキャリパー一体式電動パーキングブレーキを開発したと発表した。本製品は、トヨタ自動車の新型「カムリ」に採用された。 新開発のフロントディスクブレーキは、キャリパー内のピストン挙動を安定化させることにより、ブレーキフィーリングを向上させた。また、ディスクローターのフィン部形状を刷新し、冷却性を大幅に向上させるとともに、キャリパー形状を見直すことで、従来車に比べ6%の軽量化を実現した。新世代のキャリパー一体式電動パーキングブレーキは、独自のギヤ軸保持構造を採用することにより、作動音を従来製品に比べ5%低減し、世界トップクラスの静粛性を実現した。 (2017年7月14日プレスリリースより)
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2018年3月期 | 2017年3月期 | 2016年3月期 | |
合計 | 19,082 | 39,771 | 23,730 |
-2018年3月期、同社は来期のブレーキおよびシャシー関連製造設備等に36,000百万円を投資する計画。