現代オートネット_2007年12月期の動向
ハイライト
2007年12月期のハイライト
会社設立
インドに子会社「Hyundai Autonet India Engineering Private Limited」を設立したと発表。新会社の資本金は3億2,498万ウォンで、車両用電装品の研究開発を目的とする。(2007年4月27日付プレスリリースより）
インドに子会社「Hyundai Autonet India Private Limited」を設立。車両用電子部品の製造・販売を主な業務とする。資本金は2,938百万ウォンで、同社の全額出資による。(2007年10月15日付プレスリリースより）
受注
純正用AVN（AV機器とナビゲーションの一体型)製品を現代・起亜自動車に供給すると発表。対象車はSonataのマイナーチェンジモデルと、Sportageの2008年モデルで、今後は現代・起亜の全車種への搭載を目指す。同社は北米と欧州向けのAVN製品も追加で開発し、2008年初めより輸出を開始する計画。(2007年10月31日付プレスリリースより）
| 業績 (単独) | （単位：百万ウォン） |
| - | 2007年 12月期 |
2006年 12月期 |
増減率 | 備考 |
| 売上高 | 882,862 | 795,032 | 11.0% | 売上構成 マルチメディア：57.2% (505,002百万ウォン) -オーディオ：36.3% (320,759百万ウォン) -ナビゲーション：14.1% (124,472百万ウォン) -AVシステム：6.8% (59,771百万ウォン) 電装品：30.1% (265,274百万ウォン) |
| 営業利益 | 33,147 | 48,419 | (31.5%) | - |
| 純利益 | 34,545 | 43,337 | (20.3%) | - |
会社設立
インドに子会社「Hyundai Autonet India Engineering Private Limited」を設立したと発表。新会社の資本金は3億2,498万ウォンで、車両用電装品の研究開発を目的とする。(2007年4月27日付プレスリリースより）
インドに子会社「Hyundai Autonet India Private Limited」を設立。車両用電子部品の製造・販売を主な業務とする。資本金は2,938百万ウォンで、同社の全額出資による。(2007年10月15日付プレスリリースより）
受注
純正用AVN（AV機器とナビゲーションの一体型)製品を現代・起亜自動車に供給すると発表。対象車はSonataのマイナーチェンジモデルと、Sportageの2008年モデルで、今後は現代・起亜の全車種への搭載を目指す。同社は北米と欧州向けのAVN製品も追加で開発し、2008年初めより輸出を開始する計画。(2007年10月31日付プレスリリースより）
開発動向
研究開発体制
-従業員の約30%が研究開発に従事。
-R&Dセンターでは、新車開発段階から自動車メーカーと緊密な協力関係を維持し、自動車用マルチメディア機器や電子制御装置の研究開発に努めている。
-現代・起亜車の自動車電子開発センターと緊密な協力関係を構築。量産製品の開発のみならず、未来の革新技術を確保するための先行技術開発、原価低減や品質向上のためのコア部品開発、設計改善などの活動を今後は一層強化していく方針。
-京畿道の利川(Icheon)に研究所が所在。
-中国・広東省の恵州(Huiyang)市にデザインセンターを有する。設計開発を担当。
-2008年8月、京畿道(Gyeonggi-do)の義王（Uiwan）市に研究所が完成予定。現代・起亜車グループで電子部門のR&D能力を集中化する目的。総投資額は992億ウォンに達する見込み。
世界トップレベルの品質競争力確保に向け、全社で総力を挙げている。同社は研究開発/生産/品質/購買等の各部署にまたがる部門間チームを構成、北米自動車初期品質調査(IQS : Initial Quality Study)におけるオーディオ/エンターテインメント分野の調査項目全26件に対して徹底的に分析を行い、品質向上対策を立案・実行中。なお、同社は昨年7月に"グローバル品質ビジョン"を発表、IQSのオーディオ/エンターテインメント分野で2009年に1位獲得を目指している。（2007年6月5日付プレスリリースより）
利川(Icheon)工場内に生産技術研究所を設立。この生産技術研究所では、製造工程・工法やコア設備を開発、多品種生産に適した低費用で効率の高い生産システム構築のための革新活動を行う。また、基本的な製品設計およびソフトウェア検証能力を確保し、顧客と市場の要求に従い製品を部分的に変更もしくは補完する役割を担う。同社はこの研究所に関して、「製品開発から生産までのリードタイムを短縮し、市場の変化に迅速に対応、製造原価低減や品質向上を目指す」と説明した。(2007年5月18日付プレスリリースより)
研究開発費
研究開発実績
技術提携
大邱慶北科学技術研究院（Daegu Gyeongbuk Institute of Science Technology/DGIST)と"自動車電装部門でのR&D協力"に関するMOUを締結。自動車の電子化・知能化が急速に進む中、電装技術分野で日本、ドイツ等と同レベルの技術水準を確保することを目的とする。両者の共同研究分野は、車両用ネットワーク、センサー信号処理、マルチメディアシステム等。この研究を通じて、自動車電装部品に一括適用可能な標準ソフトウェアと、それを基盤にした応用システムを開発する。また、運転者の運転行動と負荷などの特性を分析・DB化し、自動車設計に必要なガイドラインを構築する。同社は「DGISTの研究能力と当社の電装技術を融合させ、未来型自動車向けのコア技術開発を目指す」と説明した。（2007年5月23日付プレスリリースより）
-従業員の約30%が研究開発に従事。
-R&Dセンターでは、新車開発段階から自動車メーカーと緊密な協力関係を維持し、自動車用マルチメディア機器や電子制御装置の研究開発に努めている。
-現代・起亜車の自動車電子開発センターと緊密な協力関係を構築。量産製品の開発のみならず、未来の革新技術を確保するための先行技術開発、原価低減や品質向上のためのコア部品開発、設計改善などの活動を今後は一層強化していく方針。
-京畿道の利川(Icheon)に研究所が所在。
-中国・広東省の恵州(Huiyang)市にデザインセンターを有する。設計開発を担当。
-2008年8月、京畿道(Gyeonggi-do)の義王（Uiwan）市に研究所が完成予定。現代・起亜車グループで電子部門のR&D能力を集中化する目的。総投資額は992億ウォンに達する見込み。
世界トップレベルの品質競争力確保に向け、全社で総力を挙げている。同社は研究開発/生産/品質/購買等の各部署にまたがる部門間チームを構成、北米自動車初期品質調査(IQS : Initial Quality Study)におけるオーディオ/エンターテインメント分野の調査項目全26件に対して徹底的に分析を行い、品質向上対策を立案・実行中。なお、同社は昨年7月に"グローバル品質ビジョン"を発表、IQSのオーディオ/エンターテインメント分野で2009年に1位獲得を目指している。（2007年6月5日付プレスリリースより）
利川(Icheon)工場内に生産技術研究所を設立。この生産技術研究所では、製造工程・工法やコア設備を開発、多品種生産に適した低費用で効率の高い生産システム構築のための革新活動を行う。また、基本的な製品設計およびソフトウェア検証能力を確保し、顧客と市場の要求に従い製品を部分的に変更もしくは補完する役割を担う。同社はこの研究所に関して、「製品開発から生産までのリードタイムを短縮し、市場の変化に迅速に対応、製造原価低減や品質向上を目指す」と説明した。(2007年5月18日付プレスリリースより)
研究開発費
| （単位：百万ウォン） | 2007年12月期 | 2006年12月期 | 2005年12月期 |
| 金額 | 64,164 | 57,063 | 36,420 |
| 対売上高比 | 7.3% | 7.2% | 7.6% |
研究開発実績
| 研究課題名 | 開発期間 | 開発実績 | 対象車種 (開発コード) |
| TQ BWS | 2001年11月01日 ～ 2007年02月28日 |
後方警告システム(BWS) | 現代「Starex」 (TQ) |
| XDC BWS (HAE 3.5) |
2006年06月01日 ～ 2007年03月01日 |
後方警告システム(BWS) エアバッグECU |
北京現代 「New Avante XD」 (XDC) |
| JB HEV ATC | 2005年12月01日 ～ 2007年03月31日 |
ヒーターコントロールユニット | 起亜 「Pride」(HEV) (JB) |
| FCT HAE 3.5 | 2006年06月01日 ～ 2007年03月01日 |
エアバッグECU |
現代(トルコ) |
| 新エンジンECU | 2006年07月04日 ～ 2007年03月30日 |
次期エンジン(ECU)プラットフォームに適用の32ビット級ハードウェア開発 | 現代自/次期エンジンプラットフォームに適用後、商品化予定 |
| ETC端末機およびアンテナ開発 | 2006年06月01日 ～ 2007年03月31日 |
純正ETCの先行開発 仕様確定後、19から24の車種に年間20万セット生産予定 |
19から24の車種を対象に、ルームミラー一体型として商品化予定 |
| FD オーディオ/ AUX / BCM |
2005年12月01日 ～ 2007年04月30日 |
オーディオ、AUX、ボディーコントロールモジュール開発 | 起亜 「Avante HD」 欧州モデル (FD) |
| TQ オーディオ/ AVN/ATC |
2005年10月01日 ～ 2007年05月30日 |
オーディオ(M420, M445, M445MP3) AVシステムおよび温度調整空調機 |
現代「Starex」 (TQ) |
| S11 HAE2.5 | 2007年02月01日 ～ 2007年06月01日 |
エアバッグECU | 奇瑞汽車 (Cherry) 「S11」 |
| 先行開発ポップアップモニター | 2006年06月01日 ～ 2007年06月30日 |
電動式ポップアップモニター (7" LCDディスプレイ) |
- |
| TPEGモジュール | 2006年10月01日 ～ 2007年06月10日 |
ナビ用TPEGモジュールソフトウェア開発 | - |
| PND(日本) | 2006年10月01日 ～ 2007年06月20日 |
ポータブルナビゲーションデバイス開発 | Edia社(日本）に納入 |
| KIATRONICS VQ/UN/MG/BL/JB |
2006年03月01日 ～ 2007年06月15日 |
プラットフォームオーディオ開発 -VQオーディオ (M445AUX, M445MP3, M466MP3) -UNオーディオ (M445, M445MP3, M466MP3, AUX) -MGオーディオ (M420, M445MP3, M466MP3, AUX) -BLオーディオ (M445MP3, M466MP3, AUX) -JBオーディオ (M445MP3, AUX) |
起亜 「Grand Carnival」 (VQ) 「New Carens」 (UN) 「Optima」 (MG) Sorento 「BL」 Pride 「JB」 |
| MC F/L オーディオ | 2007年03月01日 ～ 2007年07月31日 |
オーディオ(H-446) 2-DIN 廉価オーディオ開発 | 現代「Verna」 (MC F/L) |
| TB オーディオ | 2007年03月01日 ～ 2007年07月01日 |
オーディオ(H-446) 2-DIN 廉価オーディオ開発 | 現代「Click」 (TB) |
| A130 AVNシステム 後方カメラ | 2006年06月01日 ～ 2007年07月31日 |
1.AVNシステム開発 -A130 H/ユニット(HDVB-065SRD) -A130 ルーフモニター(HRM-371SRDN) -A130 TDMBチューナー/DSPアンプ (HATB-200SRD) 2.A130 後方カメラ |
双龍「Radius」 (A130) |
| BL ナビゲーション/ オーディオ/ アンテナ |
2006年03月01日 ～ 2007年07月31日 |
1. ナビゲーション開発 2. KIATRONICSオーディオ開発 -KIATRONICS BL M445MP3(M456) -KIATRONICS BL M466MP3 -KIATRONICS BL マルチ端子 -BL用メディアユニット 3. 車両用アンテナ(ANT-220BLD) |
起亜 「Sorento」 (BL) |
| JB KIATRONICS |
2006年03月01日 ～ 2007年07月31日 |
KIATRONICSオーディオ開発 -KIATRONICS JB M445MP3(M456) -KIATRONICS JB マルチ端子 -JB用メディアユニット |
起亜 「Pride」 (JB) |
| ACU | 2007年03月01日 ～ 2007年07月31日 |
エアバッグコントロールモジュール | 起亜スロバキア 「Avante」 (ED) |
| VQ KIATRONICS AVNシステム |
2006年06月01日 ～ 2007年09月30日 |
高級仕様AVNシステム開発 -DIF + TDMB追加 -マルチメディアユニットのインターフェイス追加 |
起亜 「Grand Carnival」 (VQ) |
| UN KIATRONICS AVNシステム |
2007年04月01日 ～ 2007年09月30日 |
高級仕様AVNシステム開発 -DIF + TDMB追加 -マルチメディアユニットのインターフェイス追加 |
起亜 「New Carens」 (UN) |
| SA F/L オーディオ(欧州) | 2006年05月01日 ～ 2007年09月30日 |
オーディオ(A100, A200, マルチ端子)開発 | 起亜「Morning」 欧州モデル (SA F/L) |
| LDC F/L BWS | 2007年01月01日 ～ 2007年09月30日 |
後方警告システム(BWS) | 東風悦達起亜/ Cerato (開発コード： LDC F/L) |
| HM MOST AVシステムナビゲーション RSE |
2005年09月01日 ～ 2007年12月01日 |
1.運転者情報システム(DIS)適用のAVNシステム開発 2.リアシートエンターテインメントシステム開発 |
起亜「Mohave」 (HM) |
|
NF F/L オーディオシステム 標準型AVN |
2006年05月01日 ～ 2007年11月30日 |
オーディオシステム -A200 (2DIN, ラジオ+CDP+MP3) -A300 (2DIN, ラジオ+CDP+MP3+6CDチェンジャー) -A400 (2DIN, ラジオ+テープ) |
現代 「Sonata Transform」 (NF F/L) |
| BH 前後方カメラ | 2006年03月01日 ～ 2007年10月31日 |
前後方カメラ |
現代「Genesis」 |
| CM DMBシステム | 2006年10月01日 ～ 2007年10月31日 |
DMB(デジタルマルチメディア放送)システム | 現代「Santa Fe」 The Lukeモデル (CM) |
| EN DMBシステム | 2006年10月01日 ～ 2007年12月31日 |
DMB(デジタルマルチメディア放送)システム |
現代「Veracruz」 2008年モデル (EN) |
| JBオーディオ | 2007年03月01日 ～ 2007年11月30日 |
オーディオ -H-447 (ラジオ + MP3 + USB) |
起亜「Pride」 (JB) |
| CS CDC | 2006年04月01日 ～ 2007年10月31日 |
CDチェンジャー | 現代「County」 (CS) |
| CYオーディオ | 2006年04月01日 ～ 2007年10月31日 |
オーディオ -HGC-80 (ラジオ + テープ) |
現代「Aerocity」 (CY) |
| GZオーディオ | 2006年07月01日 ～ 2007年10月31日 |
オーディオ |
起亜「Granbird」 (GZ) |
| 現代自・商用車共通オーディオ | 2006年04月01日 ～ 2007年10月31日 |
現代自/商用車用オーディオシステム -H0455 (ラジオ + テープ + 案内放送機能) -H0475 (2DIN オーディオ) |
現代 「Aerotown」 「Global900」 「County」 |
| JM(XM衛星ラジオ内蔵)オーディオ | 2007年01月01日 ～ 2007年11月30日 |
XM衛星オーディオ内蔵オーディオシステム -A200 (CDP + MP3) -A300 (6CDC + MP3) |
現代「Tucsan」 (JM) |
| FD エアバッグECU | 2007年01月01日 ～ 2007年12月31日 |
エアバッグECU | 現代「i30」 (FD) |
| SA F/L エアバッグECU | 2006年06月01日 ～ 2007年11月30日 |
エアバッグECU | 起亜「Morning」 (SA F/L) |
| MG3 エアバッグECU | 2007年02月01日 ～ 2007年12月31日 |
エアバッグECU |
南京汽車「MG3」 |
| KMC BWS | 2007年01月01日 ～ 2007年10月31日 |
後方警告システム(BWS) | 東風悦達起亜 「Sportage」 (KMC) |
技術提携
大邱慶北科学技術研究院（Daegu Gyeongbuk Institute of Science Technology/DGIST)と"自動車電装部門でのR&D協力"に関するMOUを締結。自動車の電子化・知能化が急速に進む中、電装技術分野で日本、ドイツ等と同レベルの技術水準を確保することを目的とする。両者の共同研究分野は、車両用ネットワーク、センサー信号処理、マルチメディアシステム等。この研究を通じて、自動車電装部品に一括適用可能な標準ソフトウェアと、それを基盤にした応用システムを開発する。また、運転者の運転行動と負荷などの特性を分析・DB化し、自動車設計に必要なガイドラインを構築する。同社は「DGISTの研究能力と当社の電装技術を融合させ、未来型自動車向けのコア技術開発を目指す」と説明した。（2007年5月23日付プレスリリースより）
| 提携先 | 契約内容 | 契約期間 |
| Sirius （アメリカ） |
衛星ラジオ 特許使用 | 2006年9月～2010年12月 |
| Sisvel （イタリア） |
MP3 特許使用 | 2006年10月～2011年9月 |
| Siemens （ドイツ） |
スマートキー 特許使用 | 2006年12月～2012年 |
設備投資
国内投資
| 内容 | 鎮川(Jincheon)郡の文白(Munbaek)工場 新築 |
| 投資期間 | 2006年12月～2008年2月（15ヶ月間） |
| 投資額 (2007年12月期) | 679億ウォン |
| 今後の投資額 | 47億ウォン |
