Hankook Tire Co., Ltd. [ハンコックタイヤ(株)] 2011年12月期の動向

ハイライト

2011年12月期のハイライト

業績 (連結) (単位:百万ウォン)
2011年
12月期
2010年
12月期
増減率 備考
売上高 6,488,973 5,420,068 19.7% -超高性能(UHP)タイヤの売上高が前年度比で欧州58.9%、北米27.1%、アジア・大洋州14.8%増加。
-海外カーメーカーの新車用UHPタイヤの売上が、前年度比92%増加。
営業利益 567,278 623,582 (9.0%) -
当期純利益 355,220 462,787 (23.2%) -

受注

-トヨタ
トヨタから「iQ」向けタイヤを受注し、2011年9月より納入を開始した。タイヤの生産は韓国の錦山(Geumsan)工場で行っている。(2011年12月8日付プレスリリースより)

-BMW
BMW「1 Series」に「Ventus Prime2」タイヤを納入すると発表した。「116i」、「118i」、「116d」、「118d」には195/55R16V、「120d」には205 /55R16Wが搭載される。なお、タイヤの生産は韓国の錦山(Geumsan)工場で行う。(2011年12月2日付プレスリリースより)

新型の超高性能タイヤ「Ventus Prime2」を、BMW「MINI」に納入すると発表。タイヤサイズは195/55R16で、「MINI Cooper S」に標準装着される。また、同サイズの「Ventus Prime2」は、MINIの英国Oxford工場で生産される「MINI One」、「MINI Cooper」、「MINI Cooper D」にオプション採用。「MINI」向けの「Ventus Prime2」は、韓国の錦山(Geumsan)工場で生産されている。(2011年5月31日付プレスリリースより)

-起亜
同社ハンガリー工場は、欧州のOE市場向けタイヤ供給を拡大している。このたび、「Optimo K415」(タイヤサイズ225/60R17H)が起亜自動車「Sportage」に採用された。起亜のスロバキアZilina工場に納入する。これまで ハンコックは、韓国国内でタイヤを生産し、Zilina工場に供給してきた。なお、ハンコックのハンガリー工場は今後数年以内に、生産本数全体に占める OEタイヤの割合を、現在の10%から20-25%まで増加させる考え。(2011年9月8日付プレスリリースより)

-Ford
FordのSUV「Explorer」(2011年モデル)に「Optimo H426」タイヤを納入すると発表した。同社はこの他に、Fordの「F-150」、「Edge」、「Flex」、「Mondeo」、「Fusion」に もOEタイヤを供給している。(2011年2月10日付プレスリリースより

生産

-ハンガリー
2011年11月にハンガリー工場でのタイヤ累積生産本数が2,500万本に達したと発表。同社はこれまで、ハンガリー工場に550百万ユーロを投資して きた。年間で1,200万本を生産し、Volkswagenや現代・起亜の欧州拠点などに納入している。(2011年12月21日付プレスリリースより)

事業計画

2012年12月期におけるタイヤ事業の全世界売上高に関して、前年度の6兆4,844億ウォンから11.5%増の7兆2,328億ウォンを計画している と発表した。また、2012年の営業利益は8,182億ウォンで、前年度の5,663億ウォンから44.5%増益を目指す。なお、2012年のタイヤ生産 本数は、前年比5%増の約9,000万本となる見込み。(2012年1月31日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

拠点 所在地
中央研究所
(Main R&D Center)
韓国
大田(Daejeon)市
Akron Technical Center 米国
オハイオ州
China Technical Center
(CTC)
中国
浙江省
嘉興(Jiaxing)市
Europe Technical Center
(ETC)
ドイツ
ハノーバー
Japan Technical Liaison office
(JTC)
日本
大阪府

大田(Daejeon)広域市に位置する中央研究所の移転・拡張に関する了解覚書(MOU)を、同市との間で締結した。今回の総投資額は147,199百 万ウォンで、建設は2013年上半期に完了の見込み。なお、現在の研究所には、忠清南道の錦山(Geumsan)工場における新生産技術開発やタイヤ試験といった業務が移管される。(2011年3月16日付プレスリリースより)

研究開発費

(単位:百万ウォン)
2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
金額 116,721 100,423 101,595
対売上高比率 1.80% 1.85% 2.15%

設備投資

設備投資額 (2011年12月期)

(単位:百万ウォン)
総投資額 投資済み
韓国 増設 89,033 53,363
維持補修 253,854 156,702
中国 増設 212,657 125,296
維持補修 64,203 72,056
ハンガリー 増設 125,416 120,267
維持補修 9,165 3,905
インドネシア 増設 141,793 94,819
維持補修 - -
合計 896,121 626,408

 

設備投資

-インドネシア
2011年1月、インドネシアのBekasiに新工場を建設する計画を発表した。2011年第3四半期に着工し、2014年9月までに完成の予定。新工場では乗用車用タイヤと小型トラック用タイヤを生産する。年間600万本の生産能力を備える見込み。(2011年1月21日付プレスリリースより

2011年6月、新工場の起工式を行った。第1フェーズとして約350百万米ドルを投資し、年産600万本規模の工場を建設する。新工場で生産されたタ イヤは北米や中東のみならず、中央アジア、南米、アフリカなどの新興市場にも輸出する計画。(2011年6月11日付プレスリリースより)

-ハンガリー
2011年10月、ハンガリー第2工場が竣工。同社は2009年9月に新工場の建設を開始していた。今回の建設には230百万ユーロを投資しており、同国における 投資額は総額で550百万ユーロに達する。なお、ハンコックタイヤはハンガリーで乗用車タイヤ、SUVタイヤ、ライトトラックタイヤを生産している。 2007年のハンガリー工場開設以来、同社はこれまで22.5百万本を超えるタイヤを生産してきた。2010年には6百万本を生産しており、2011年の 生産本数は9百万本を見込む。また、2012年には年間で12百万本を生産する計画。(2011年10月17日付プレスリリースより)

-中国
2011年5月、重慶(Chongqing)市で新工場の着工式を開催した。この工場は両江新区魚複工業園に建設され、同社にとって中国3つ目の生産拠点となる。投資額は 954百万米ドル。同工場は面積約53万平方メートルで、2012年8月に生産開始する予定。2015年末までに完成し、1日あたりの生産能力はトラッ ク・バス用ラジアルタイヤ4,500本、PCRタイヤ3万本を見込む。年産能力1,150万本のうち、トラック・バス用タイヤは160万本とする計画。 (2011年5月19日付プレスリリースより)